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手根管症候群の非手術療法の有効性について

Thursday, December 2, 2021

医療基礎知識

手根管症候群に対する非手術的治療のエビデンス

O'Connor D, Marshall SC, Massy-Westropp N, Pitt V. Nonsurgical treatment (other than steroid injections) for carpal tunnel syndrome. Cochrane Database of Systematic Reviews 2003, No. 1. Number: CD003219. doi: 10.1002 / 14651858.CD003219.

内容

手根管症候群を患った場合、軽度から中等度のケースでは、手術をしない治療法が選択されることが多いようです。

この研究では以下の方法を選択し、それらの転帰について調査していました。

・手のひらを使った矯正(コラテラル)

・超音波療法

・口腔内ステロイド療法

・利尿剤

・非ステロイド性抗炎症薬

・エルゴノミクスキーボード

・磁気治療

・レーザー鍼治療

・カイロプラクティック・運動療法

・ヨガ

884人の参加者を含む21の論文から分析した結果として、対照群と有意差のあった治療効果は以下になります。

・手の添え木(コラテラル)

・超音波療法

・口腔内ステロイド療法

・ヨガ

これらは短期間の効果ではありますが、これらの方法が良い結果をもたらす可能性があると思われます。

手の装具(コラテラル) 4週間の治療で症状が有意に改善しました。

加重平均差(WMD)-1.07;95%信頼区間(CI)-1.29~-0.85)および機能(WMD-0.55;95%CI-0.82~-0.28)

治療開始後7週間で症状が有意に改善し(WMD -0.99、95%CI -1.77~-0.21)、6ヵ月間維持されました。(WMD -1.86、95%CI -2.67~-1.05)

経口ステロイドは、摂取2週間後に症状を有意に改善した。(WMD -7.23、95%CI -10.31~-4.14)

ヨガは、8週間の介入後、症状を有意に改善した。(WMD -1.40、95%CI -2.73~-0.07)

また、手根管操作治療は治療開始から3週間後に症状が有意に改善していました。(WMD -1.43、95%CI -2.19~-0.67)

これらの結果は、手術以外の介入は短期的な効果をもたらすかもしれないが、長期的な改善のためにはさらなるテストが必要であることを示唆しています。

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