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統合失調症患者に対する作業療法の有用性について

Thursday, December 2, 2021

精神科

統合失調症に対する作業療法のエビデンス

Morris K, Reid G, Spencer S. Occupational therapy provided by professionals versus non-professionals for people with schizophrenia. Cochrane Database of Systematic Reviews 2018, No. 10. Art. No.: CD012398. doi: 10.1002 / 14651858.CD012398.pub2.

内容

統合失調症は、幻覚や妄想などの症状に加えて、思考障害(言語障害)、意欲の欠如、記憶障害や注意障害などの認知症状などの陰性症状を特徴とする重度の精神疾患です。

統合失調症は、寛解と再発を繰り返す疾患であり、心理社会的・職業的機能の低下を伴います。治療法の一つとして、意味のある活動や職業に参加することが挙げられます。

作業療法は、意味のある活動や職業への参加を通じて、日常生活への継続的な参加を支援する介入方法です。

作業療法士は、訓練を受けた専門家であり、症状を治療するのではなく、職業的な機能と参加を改善することに重点を置いた治療を行います。個々の患者のニーズに応じて幅広いモダリティを用いますが、作業療法士としての訓練を受けていないスタッフが同様の介入を行うこともあります。

この研究の目的は、作業療法士と非作業療法士が行う作業療法の効果を検証することです。

この実験では、無作為化比較試験は行われなかったため、提供された作業療法の意義は結論づけられないというのが結論です。

この研究は、以下の方法で行われました。

データベース検索で1633件の関連記録が見つかり、その中から17件のフルテキストの論文を詳細に検討しました。これらの研究はいずれもレビューに含めることができず、合計14件の研究を除外することになりました。

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