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流産に対するプロゲステロン補充療法の有用性について

Thursday, December 2, 2021

医療基礎知識

流産に対するプロゲステロン補充療法のエビデンス

Haas DM, Hathaway TJ, Ramsey PS. progestogen to prevent miscarriage in women with repeated miscarriages of unknown etiology. Cochrane Database of Systematic Reviews 2018, no. 10. Art. No.: CD003511. doi: 10.1002 / 14651858.CD003511.pub4.

内容

女性の性ホルモンは、着床に必要な分泌物の変化を引き起こします。そして、多くの流産の原因は、プロゲステロンの不適切な分泌にあると考えられます。

これらを治療するために妊娠中期からプロゲステロンを使用し、流産を予防しています。

この研究では、流産を経験したことのある女性の再発予防治療としてのプロゲステロンの使用に関するものです。

結論として、プロゲステロン補充療法は、流産の再発を減少させることがわかりました。

・13 試験の 2556 名の女性を対象としていました。9つの試験では、治療とプラセボを比較しました。4つの試験は黄体ホルモン治療と無治療を比較していました。

メタアナリシスによると、黄体ホルモンの補充を受けた女性の流産回数は、プラセボ/対照と比較して、おそらく減少すると考えられます。(平均リスク比(RR)0.69、95%信頼区間(CI)0.51-0.92、11試験、2359人の女性、中程度の質の証拠)

プラセボ対照試験と非プラセボ対照試験、および投与経路の違いを比較したサブグループ解析では、サブグループ間で流産に差はありませんでした。しかし、3回以上の流産を経験した女性では、2回の流産を経験した女性と比較して、流産のサブグループに差があるようで、その効果は3回以上の流産を経験した女性でより顕著であったとのことです。

つわり、血栓塞栓症、うつ病、特別養護老人ホームへの入所、不妊症の重症度など、母体の二次的な転帰については、どの試験も報告していません。

黄体ホルモンを投与された女性の間に明確な差はありませんでした。

死産の減少の可能性はあったが、この結果は主に1つの試験によるものであることに留意する必要があると思われる。(RR 0.38, 95% CI 0.24 to 0.58, 3試験, 1199人の女性)

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