飲料の栄養表示を確認することはないのではないでしょうか。
Hoenink, J.C., Stuber, J.M., Lakerveld, J. et al. The effect of on-shelf sugar labeling on beverage sales in the supermarket: a comparative interrupted The effect of on-shelf sugar labeling on beverage sales in the supermarket: a comparative interrupted time series analysis of a natural experiment. Int J Behav Nutr Phys Act 18, 49 (2021). Available at: https://doi.org/10.1186/s12966-021-01114-x
内容
食品の栄養表示は、健康的な選択を増加させる可能性がありますが、その効果は、表示の種類、対象となる食品のカテゴリー、および設定によって異なる場合があります。しかし、その効果は、表示の種類や対象となる食品のカテゴリー、環境によって異なる可能性があります。本研究の目的は、現実のスーパーマーケット内で実施された無糖・低糖・中糖・高糖飲料の販売において、業界がデザインした既製の糖質表示の効果を評価することです。
2019年第17週、オランダのスーパーマーケットチェーンで、棚の上の砂糖のラベル変更が実施されました。
ノンアルコール飲料は、信号機を使ったラベルシステムで分類され
・無糖(1.25g未満/250ml)は「緑」
・低糖類(1.25~6.24g/250ml)は「青」
・中糖類(6.25~13.5g/250ml)は「黄」
・高糖度(>13.5g/250ml)は「アンバー」
分析には、無作為に選んだスーパーマーケット41店舗の、実施前13週間と実施後21週間の飲料の売上と収入に関する店舗レベルのデータを使用しました。合計で30店舗が17週目までにラベルを実施し、11店舗が比較対象となりました。
結果は、4つのラベルカテゴリーで販売された飲料の数と、実施店舗と比較店舗での飲料販売による総収入の差で測定され、分析は多群断続時系列アプローチで行われました。個々の店舗データの結果は、変分効果メタ分析を用いて統合しました。
結果として、介入期間終了時に、各ラベルの飲料売上高の変化は、介入店舗と比較店舗の間で有意な差はありませんでした。また、介入期間終了時の飲料総売上高の変化も、介入店舗と比較店舗の間で有意な差はありませんでした。