兄弟のいる子供は、一人っ子の子供に比べて体力などで有利です。
Physical fitness and somatic cell characteristics of an only child
Published online June 25, 2020. doi: 10.3389 / fped.2020.00324
内容
今回の研究では、兄弟姉妹のいる子どもたちを比較して、身体的な成長や体力に違いが見られるかどうかを調べていました。
参加者は、7歳から15歳までの子ども542名(男児:n=270、女児:n=270)で、身体の成長(身長、体重、肥満度)と体力(握力、曲げ伸ばしハング、60秒腹筋運動、立ち幅跳び、10メートルシャトルラン、PACERテスト)を評価しました。
分散分析の結果、ベントアーム(p=0.046)、60秒腹筋運動(p=0.002)、10mシャトルラン(p=0.013)、PACER(p=0.032)に違いがあることがわかり、性別が結果に与える影響を検討したところ、体力変数には有意性が見られませんでしたが体重(p=0.004)と肥満度(p=0.005)には有意な相互作用が見られました。
結論として、これらの結果は、兄弟姉妹がいることは、子どもの一般的な体力に有利であることを示していると述べられています。