子供たちは自然との接点を失ってしまったのだろうか。
Are children actually losing touch with nature, or is their experience different from what it was 120 years ago?
DOI:https://doi.org/10.1177/0013916520937457
内容
本研究では、子どもたちの自然体験を20世紀初頭のデータと比較し、体験の喪失と子どもたちの自然との関係の変化を説明することに貢献できるかどうかを調査しました。
1900年に初めて発表された質問票を使用し、ANOVAで検証しました。
その結果、回答者の年齢による経験値の違いは見られず、比例のZ検定とCohen's hによって歴史的データと現在のデータを比較したところ、現代の子供たちの要約経験値が有意に増加していることがわかりました。
21世紀の子どもたちは、伝統的な粗飼料生産活動やバイオテクノロジーに関する経験は少ないが、自然に関する経験ははるかに多いと言われます。
これには、レクリエーションや遠足などの活動が関係していることが示唆されています。世代間での経験の減少は見られないが、要約すると経験の増加が見られるとのことです。