余暇は心身の健康に多くのメリットをもたらしますが、多くの人が余暇は無駄で非生産的だと考えています。
Thinking of Leisure as a Waste of Time Undermines Enjoyment
https://doi.org/10.1016/j.jesp.2021.104198
内容
4つの研究(n=1310)では、余暇が無駄であると考えると、実際に行う余暇活動の楽しみが損なわれることが示されています。
研究1と2では、一般的に余暇が無駄であると認識する傾向がある人は、平均して余暇活動の楽しみが少ないと報告しています。また、余暇が無駄であるという信念は、幸福感の低下、抑うつ、不安、ストレスの増加と関連しています。この因果関係を立証した研究3,4では、余暇は無駄である、あるいは非生産的であるという信念を植え付けると、結果的に意欲的な余暇活動の楽しみが減ることが示されています。
しかし、残念ながら、「余暇は生産的である」という信念を植え付けても、余暇の楽しみは増えないこともわかっています。