ソーシャルマインドフルネスと社会性は、世界各国で異なるようです。
Social mindfulness and social skills differ around the world
PNAS August 31, 2021118 (35) e2023846118; https://doi.org/10.1073/pnas.2023846118
内容
人間は社会的な動物ですが、誰もが同じ程度に他人を気遣うわけではありませんし、社会的マインドフルネスは世界の中での自分の居場所によっても形成されるのではないのか?国によって違いがあることを期待して、質問をしていました。社会的マインドフルネスは国によって異なるのか?ということを、この研究ではその違いについても調査していました。
物質的なコストがまったくかからない場合、ソーシャル・マインドフルネスには小さな気配り、親切心が含まれます。このような低コストの協力は、ほとんど実証的に注目されていません。
31の先進国・地域(n=8,354)を対象に、ソーシャル・マインドフルネスを測定したところ、かなりのばらつきが見られました。国レベルの変数の中では、ソーシャル・マインドフルネスの高さが、環境保護に関する国の一般的なパフォーマンスの向上と最も強く関連していることがわかりました。
今回の結果は、物質的な利益よりも思いやりを伝えることに重点を置いた日常的な協力を対象とすることで、ソーシャルマインドネスに関する文献に貢献するものと思われるとのことです。