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COVID-19パンデミックにより、医療従事者らが経験する抑うつ、不安症状が増加

Monday, April 19, 2021

心理学



 パンデミックにより経験した医療従事者の心理的体験

COVID-19の急増により、コミュニティで急速に広がる感染と高い死亡率のために、医療専門家に多くの心理社会的課題が急増しました。この感染症の深刻さにより、多くの医療専門家は偏見や差別に悩まされており、この研究ではCOVID -19の間にスリランカの医療専門家が経験した抑うつ症状、不安のレベル、および関連する心理社会的および職業的要因が調査されました。

研究は、

合計512人の医療専門家がオンライン調査を使用して調査されました。全般性不安障害7項目スケール、うつ病研究センター-改訂-10、およびうつ病と不安を予測する心理社会的、および職業的要因が調査アンケートに含まれていました。ロジスティック回帰により、抑うつ症状と不安の存在に関連する要因を決定しました。


結果として、

参加者の抑うつ症状が53.3%、不安症状が51.3%とそれぞれの症状の増加を経験したことを示しました。COVID-19で確認された患者、または疑われた患者に曝露された患者と曝露されなかった患者の間で、抑うつ症状と不安の上昇の有病率に差は見られませんでした。

COVID-19に感染し、それを家族に広めることを恐れることは、うつ病のリスクの増加と関連していました。COVID-19が確認、または疑われる患者に曝露された患者の中で、労働安全性の低さ、偏見、作業負荷が増加したことは、抑うつ症状の上昇のリスク増加と関連していたが、自信の欠如は上昇リスクと関連していなかった。

結論として、今回のパンデミックにより労働の安全性の低さ、作業量負荷、偏見や家族への感染を恐れる感情により、抑うつ症状や不安症状が増加することとの関連性が示されました。


Perera, B., Wickramarachchi, B., Samanmalie, C. et al. Psychological experiences of healthcare professionals in Sri Lanka during COVID-19. BMC Psychol 9, 49 (2021). https://doi.org/10.1186/s40359-021-00526-5


まとめ 

スリランカにおける心理的変化というものは、この研究にて予測できるものがあったため、一部は日本でも共通することが言えるかと思われます。例として医療機関に従事する人ら、配送業、食品販売業などの1部の人らはこういった状況に当てはまると思われます。

よって、ケアをする立場の人らも偏見や作業量が増加していることにより、これらの症状が誘発されていることから、何らかの対処が必要と思われますが、感染状況が著しく増加している地域では休まることがないと思われます。

本当に医療機関で従事する人らに負担を掛けたくないのであれば、感染拡大を増長しない行動が1人1人に望まれるのかと思われます。

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