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転職して驚愕した柔道整復師業界

Sunday, April 18, 2021

質問返し


 

転職して驚愕した柔道整復師業界

高校を卒業して国家資格の柔道整復師を取得したわけではなく、他の業態に勤務し、自身の目的のために国家資格を取得し就職したり、携わった柔道整復師業界に驚いたことを紹介します。


実力は年数、技術

業界によって、人の実績を測る指標は異なりますが、類似医療関係という整骨院でも、医療系サービスの一環ではあることに違いがないので、就く前の勝手なイメージでは、売り上げなどによる「数値」を成果とするものだと思っていましたが、実態は違っていました。

この業界では、どのくらい長くキャリアを積み、どのくらい手技や診断技術を持っているか?という可視化が難しいものを評価対象とする風潮がありました。よって、現行でも求人票などに「キャリアパス」といった評価項目を採用していることをアピールする会社もありますが、この中身がフワッとしている内容となります。

例としては、1日の業務をこなせる、患者への配慮が出来る、院内を見渡し業務を遂行することが出来るといった内容があり、書き方は違えど同じ意味を持つ項目を採用しています。

これは今まで経験した業種に無かったか?というとそうでもないのですが、追随する項目として売り上げや客数や顧客保有数や件数といった数値を頼りに評価を下すシステムが併せてあります。

しかし整骨院などはこういったことがあやふやになっていることが殆どで、可動床数〇〇でランクアップといったことはありません。よって、ベテランの先生方はとても時間をかけ、本来診てはいけない全身施術にて、部位請求をする荒業を発揮している場合もあります。

※委任にて請求するレセプトには、該当部位を表記するようにあるのですが、基本的にその部位に準じた箇所のみを施術します。


私が入った会社などを始め、代表やコンサルなどが異業種経験者の場合は、可視化できる基準を設け、新卒でも努力すれば適切な役職に就くことが可能な場所もあります。しかし、業界自体の古い風潮を受け継いでいる人らも少なくはないため、感覚的な評価により昇進するといった理不尽により退職する人や転職する人が絶えないと聞きます。


就業時間って何?

"士,師"業と言われる業種は、長い期間修行して師匠に認められて一人前といった文化があると聞きますが、柔道整復師業界もこういった傾向があり、修行のためだからと時間外勤務は当たり前で、家にいる時間は24時間のうち6時間だけ、という人も少なくはないと聞きます。

私もその1人ですが、早期に知識や技術の習得、実績作りのため、時間を犠牲にしてやった結果で得られるものもあれば崩れかけたものもありました。

大抵の人は、この話をすると柔道整復師業界は何処も一緒、といった反応が返ってきますが、このこと自体に凄く違和感を感じました。

営業職に就いていたときは、県外に出張する時や、出張から帰る時などは終業時間より大幅に遅れて帰社したりしていましたが、それは長時間の移動が伴うだけで就業自体は時間に終えるように、といった規則は一応ありました。そういった考えのため、限られた時間内で如何に効率よく成果を出せるか?なんて営業職を始めて2年後ぐらいに気づいた出来ない営業マンでしたが、柔道整復師らはそういった感覚は持ち合わせている人には出会ったことがありません。


良く言えば、自分が得たい知識や技術の研修などを遅くまで付き合ってくれるといったいい風潮もあったのですが、反対意見としてダラダラと残らないといけないこともしばしばありました。


まとめ

多少愚痴っぽくなりましたが、主に"労働環境"に関することに驚いた、という体験談になりました。他にも礼作法など、サービス業では必修とされているものが出来ていない人が多すぎたり、謎の上から目線で患者対応する人、といった違和感も感じることがありましたが、それは人によりけりな話なので、ここでコソっと書きます。

労働環境に関しては変えていこうと努力する会社もありますが、週休2日が実際は1日休みに半休が2回で週休2日と言い張ったりするような謎ルールを強いてくるところもありますが、皆さんも転職する時はよく悩んでから決めてみてください。後は、不正に対してどういった対応をしているのか?ということも就業する重要な基準となりますので、絶対に確認してください。


私個人としては、他業種から柔道整復師という道は絶対にススメません。理由はキャリアアップにならないからです。


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