KeiS a medical professional

This is a blog about the scientific basis of medicine. A judo therapist reads research papers for study and writes about them.

sponsorlink

【casereport】SARS-CoV-2感染後の重症急性ミオパチー

Wednesday, April 21, 2021

感染症



COVID-19感染の症例 

SARS-CoV2ウイルスは潜在的にミオパチーである可能性があり、血清クレアチンホスホキナーゼ(CPK)は、重度のSARS-CoV2感染で上昇していることがよく観察されます。この兆候は、骨格筋の損傷が四肢脱力や換気障害を引き起こしていることを示しています。


casereport

著者らは、重症化したSARS-CoV2肺炎と高血清CPKの特徴を呈した40代の患者に対処しました。彼は重症敗血症と急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を発症し、SARS-CoV2関連サイトカインの急増に対抗するために高用量のコルチコステロイドとトシリズマブの静脈内投与を受けました。

機械的人工呼吸(MV)の10日後、明らかに肺野がはっきりしているにもかかわらず、離乳は失敗し、さらに重度で対称的な四肢の筋力低下が見られました。筋電図、筋生検、および筋磁気共鳴画像法(MRI)を含む、血清CPKに加えた補助的調査により、おそらく骨格筋炎による急性ミオパチーが示唆されています。


結論として、

SARS-CoV2肺炎の筋病原性薬物療法は注意して使用する必要があることを強調します。さらに、胸筋に影響を与える骨格筋障害がSARS-CoV2肺炎による酸素化障害に加えて換気障害に寄与する可能性があるため、血清CPKはSARS-CoV2肺炎の呼吸不全を予測する潜在的なマーカーとなる可能性があります。


Islam, B., Ahmed, M., Islam, Z. et al. Severe acute myopathy following SARS-CoV-2 infection: a case report and review of recent literature. Skeletal Muscle 11, 10 (2021). https://doi.org/10.1186/s13395-021-00266-5


まとめ 

この症例は、別の症例で6例ほどミオパチー関連で報告されている特徴とは、異なる点があったものとなっていました。この患者では四肢反射と深部反射を喪失し、SARS-CoV-2ウイルスに関連するギランバレー症候群と見られるものです。

しかし、これらの関係性を証明するには情報が足りないとのことですが、結論でも書かれている筋病原性薬物療法には注意が必要であるとのことです。

QooQ