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アレルギー性疾患と多様性のないハウスダストの関係性を調査している研究

Sunday, April 18, 2021

アレルギー

 


A greater variety of microbes in house dust was associated with lower risk of allergic diseases in U.S. farmers and their spouses, according to a new study by NIEHS researchers. The findings, published June 29 in the Journal of Allergy and Clinical Immunology, could lead to new therapies based on the types of bacteria identified


CitationLee MK, Wyss AB, Carnes MU, Richards M, Parks CG, Beane Freeman LE, Thorne PS, Umbach DM, Azcarate-Peril MA, Peddada SD, London SJ. 2020. House dust microbiota in relation to adult asthma and atopy in a US farming population. J Allergy Clin Immunol; doi:10.1016/j.jaci.2020.06.013.
 

アレルギー性喘息とハウスダストの多様性

新しい研究によれば、アレルギー性疾患の少ない子供とハウスダストの多様性が関連していることが発見されたのですが、これはハウスダストの多様性の低下が子供のアレルギー性疾患との関係性を示しただけで、成人のアレルギー性疾患と関係するかはわかっていないとのことです。


喘息やアトピー、花粉症などが含まれるアレルギー性疾患ですが、研究者がアトピーと干し草の影響を受けた人は、細菌の多様性が低い家庭に住んでいることがわかりました。

この研究からはハウスダストの微生物叢と人のアレルギー性疾患の関係について理解を広げ、ハウスダスト中の微生物への暴露が今後のアレルギーと健康転帰について影響が与えられることを示唆しています。


しかし、さまざまな種類の細菌のレベルも、アレルギー性疾患の存在に応じて世帯間で異なっていました。アトピー、干し草熱、コントロール不良の喘息を持つ人の家では、フィルミクテス門からのいくつかの分類群はそれほど豊富ではないことがわかりました。対照的に、シアノバクテリア、バクテロイデス門、フソバクテリウム門からの細菌は、アトピー、干し草熱、または喘息に冒された人の家でより豊富に検出されました。

これらの結果から、研究者らは微生物が直接アレルギーを引き起こす原因とはいえず、どのタイミングで暴露されるのかを今後研究する必要があるとのことです。

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