私が経験した転職して失敗したこと
転職経験者は何等かの失敗を感じたことがあるのかと思われます。
そもそも転職とは"職業"を変えることにあるのですが、職は変えずに雇用主だけを変えることに転職と使われることが一般的だと思われます。
今回は著者が経験した本来の意味で"転職"で失敗した、と感じることを述べていきます。
数字に弱かった
著者は学生の時から音楽を一本でやってきたため、一般的な教養に欠けた状態で高校を卒業し働き始めました。そして、そのまま音楽業界にて仕事を始めるのですが、音楽を生業としている人に共通というのかはわかりませんが、"感覚"的に仕事に関する決定を下す状況にありました。
例として、楽器の仕入れはメーカーの言うがままや、有名アーティストが使用しているモデル、雑誌で紹介されたから売れるだろうといった決定の仕方で、マーケティングのマもない決定の方法でした。
今考えるとどんぶり勘定な考え方をしていたと反省しているのですが、当時はそれでもまかり通る部分もあれば、何とかなっていたので困ることは無かったのです。
そして、転職する機会があり、転職先で販売業から営業職になったのですが、営業職になって直面したのが「数字に対する弱さ」でした。
前述の通り、一般教養がないし、数字に強いといっても楽曲製作をするために使うPCや機材などで数字で楽譜を作ったりはしていたぐらいなので、活きる部分が違いました。
それから、基本的な数学や統計など、学んでこなかった分野に挑むことになるのですが、この時失敗したと感じたのは
「段取りをしていなかった」
という1つに尽きました。コミュニケーションスキルがあると思われ営業職に誘われたのですが、それから配属まで何の準備もせずにいったことが失敗したと思うことです。
本を読んでこなかった
上述した失敗と同じタイミングで起こったことなのですが、本を読む癖が無かったため、注意書きや文章を読むことが非常に苦手でした。それまでは楽譜に書いてあるドイツ語や音楽史に載っているぐらいの文面しか読むことが無く、読解力などが非常に乏しい状態が原因だったと思っています。
その時は兎に角注意され、契約書や提案書、文章に関する苦手が爆発し、誤読や理解できていないなどの連発で非常に困っていました。
その会社が健康関連の会社だったので、基本的な生理学や栄養学、解剖学などを勉強しなければならなかったので、それきっかけで読書が少し出来るようになり、医療系に進むことになってからは読書が爆発しました。
まとめ
実務的な部分で失敗した例を挙げました。人間関係や性格に関する失敗というか、嫌だったことは人間関係によるものが要因であるため、環境を変えるか自分を変えるかで何とかなります。
しかし、今回のような実務的な部分は自分を変えるしかないので、転職をするときは新たな分野に挑戦するということは必ず付きまとってくるとは思いますので、転職前にはその業界の下調べや必要なスキルを予習していることが著者のような失敗をしないと思います。