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代替え医療サービスを受けるときの選び方【6選】

Tuesday, April 20, 2021

補完医療



 補完医療の施術者を選ぶ

日本で云うところの補完医療は、代替え医療や病院関連施設以外で提供される類似医療サービスが含まれるといった広い意味が持たれています。

自分自身の健康を損なわないためにも、何らかのサービスを受けている人もいると思われますが、そういった時に担当する施術者選びが最初の難関ではないのかと思われます。

医療機関などを選ぶときも最終的には、人からの「口コミ」に依存することがある研究の結果にて述べられていることから、知人や家族、同僚などからの口コミによって決定することが殆どかと思われますが、自分自身で判断するのは口コミの有る無し関わらない部分ではあるため、そのヒントを紹介していきます。


①かかりつけの医師に相談する

最初は自分の症状を診断、治療してくれている医師などを頼り、代替え医療を受けていいのかどうかを尋ねることから始めてください。病状などによっては、別の介入の影響などもあるためかかりつけ医への相談が推奨されますが、現実的には相談せずに受けている人が殆どだと言われています。


②施術者の知識、技術が証明される免許証、資格を確認する

資格によっては取得までに数十時間要するものもあれば、何百時間と必要な資格もあります。そうやって取得した施術者から受けるのか、取得すらしていない人間から施術を受けるのか、ということはサービスの提供中などに思わぬことがある際の対応などに差が出ると考えられることから、免許証などの確認をしてから利用開始することが望ましいと思われます。


③担当する施術者が医療機関と連携する意志があるのかを確認する

連携といえど、どういう実態があるのかまでは確認することは難しいこともありますが、医療機関などに対する否定的な対応をするようならば、専門家間で連携して治療に尽力するつもりは無いと考えられるため、補完医療の考え方とは反することから意志の確認が必要となります。


④自分の健康状態を話し、同じような症状を担当したことがあるのか尋ねる

健康の転帰に関わることになりますが、治る・治らないという話よりは、健康状態によっては提供されるサービスが禁忌となることがあります。例とすれば緑内障を患っている人がヨガのポーズを安全に出来るといった証拠がないといったことです。

サービスを提供する側なら禁忌を把握しているものですが、中には無知で禁忌を犯す人もいます。

⑤健康保険の対応になるのかどうか

日本では、健康保険証を委任して適応させる機関を限られており、対応になるのかどうかを確認する時も電話口で簡易に出来ることです。しかし、健康状態によっては適応とならないこともあるため、自分の健康状態を告げ、問い合わせる必要はあります。

例として、整骨院では肩こりに対しては実費施術の範囲であるため、健康保険を使用して肩こりの施術は出来ないといったことです。


⑥医療機関、補完医療のスタッフらに、自分のことを話す

医療機関や補完医療を担当する人に任せきりにせずに、自分の健康状態やどういった治療を受けているのか、どういったサービスを受けているのかを関わる人らに話してみてください。

各機関のスタッフらは、このことを知ることで治療計画を立てやすくなります。



まとめ

以上が補完医療を提供する"施術者"のヒントとなりますが、原文はNICCHのものなので多少日本向けに書き直しているつもりではあります。

著者が持つ柔道整復師は、補完医療、代替え医療と呼ばれるものに属しており、医療機関で提供されるものとは性質が異なる部分もあります。異なる点としては科学的根拠に基づいた治療法なのか?ということが大きな違いですが、代替え医療で提供されるものの一部には科学的根拠や生理学的作用などが確認されているものはあります。

しかし、すべての代替え医療が効果を裏付けているわけではないため、利用しても思うような効果を感じない、副作用を発症してしまったなどのことはあるあるです。

整骨院などを例に出すと、温熱治療で火傷した、手技療法で骨折した、肉離れになったなどなどのアクシデントも報告されています。

担当する側としても細心の注意は払っていますが、適応しない症状や望めない効果などもあるため、正直にお伝えし提案はし、アクシデントが起きないようには心がけています。

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