痛みに対する霊気療法
痛みは最も一般的な症状の1つであり、個人の重要な心理的、精神的、生理学的問題となる可能性があり、霊気研究センターのデータによると、霊気療法は痛み、うつ病、不安のレベルを下げるための効果的なアプローチとして考えられています。このメタアナリシスでは、痛みに対する霊気の影響を調査することにある研究となります。
調査は、
Pubmed、ISI Web of Sciences、およびGoogleScholarのデータベースでのランダム化比較臨床試験を調査し、212人の参加者を含む4件のランダム化比較試験がメタアナリシスに含まれました。
結果として、
VAS疼痛スコアで評価され、霊気（n = 104）群を対照群（n = 108）と比較した場合、標準化された平均差は-0.927（95％CI：-1.867〜0.0124）であることが観察されました。
よって霊気療法はVASスコアの統計的に有意な減少を引き起こすことが観察されました。
Demir Doğan M. The effect of reiki on pain: A meta-analysis. Complement Ther Clin Pract. 2018 May;31:384-387. doi: 10.1016/j.ctcp.2018.02.020. Epub 2018 Mar 10. PMID: 29551623.
霊気療法って？
施術者が患部に手をかざして、軽く手を当て患部の治癒反応を促進することが目的である東洋の信仰に基づいた療法として、補完医療の1つとしてカウントされているものです。
手をかざしたり、軽く手を当てるだけで行うものなので、霊気というエネルギーの科学的根拠もない方法ですが、疼痛、不安、鬱症状などに対して”実際に”行われている治療法です。
そのため、本来ならば起こるかもしれない治療法による副作用などは確認されていません。
まとめ
嘘みたいな治療方法ですが、実際にある治療法で面白半分で試してやってみたことがあります。（専門家の方、申し訳ありません。）
友人の肩部痛に対してやってみたのですが、本当にVASスケールで数値が低下し、嗤ってしまったという経験があります。本格的にやっているわけではないので、声を掛けながら手を当てていたので、催眠系な要素もあったのかもしれません。
どうやったら再現できるのか？などは一切わかりませんが、メタアナリシスでも統計的に有意な結果が出ているので、疼痛に関しては減る可能性があるってことです。実際に急性的な外傷のような疼痛とは違い、画像検査などでは問題がないような疼痛などに関しては有用なのかもしれません。
しかし、メタアナリシスとはいえ、参照にした論文が○○っていたら・・・
個人的には支持していない治療法なので、詳細についてはご自身でお調べください。
