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抗体を持つ人の0.3%が90日後にCOVID-19再感染、という研究結果

Sunday, April 18, 2021

感染症



 抗体とSARS-CoV-2

COVID-19に感染後、ほとんどの人の体内では「抗体」を獲得し、これは病気に対する防御システムである免疫システムによって作られる特別な分子のことです。ある研究によれば、これらの抗体を持っている人は、COVID-19に再感染する可能性が低いことがわかっています。


研究者たちは、

SARS-CoV-2の抗体検査を受けた300万人以上を調べ、約11%の人がSARS-CoV-2抗体を持っていることを発見しました。88%以上が陰性であり、1%未満は決定的な反応が出なかったようです。

そして、このテスト後に誰が再感染したかを追跡調査し、30日、31〜60日、61〜90日、90日以上後を分析しました。

抗体検査が陰性の人の約3~4%が調査期間内に再感染し、抗体を持つ人は時間経過と共に再感染するリスクが減少していきました。抗体を持つ人の0.3%が90日以上後にCOVID-19検査にて陽性反応が出ましたが、結果として、抗体を持たない人は再感染する可能性が10倍高いことが分かりました。


この調査結果にて、抗体検査で陽性の結果が出た人は、SARS-CoV-2による将来の感染のリスクが低い可能性があることを示唆していると説明されています。


Association of SARS-CoV-2 seropositive antibody test with risk of future infection. Harvey RA, Rassen JA, Kabelac CA, Turenne W, Leonard S, Klesh R, Meyer WA 3rd, Kaufman HW, Anderson S, Cohen O, Petkov VI, Cronin KA, Van Dyke AL, Lowy DR, Sharpless NE, Penberthy LT. JAMA Intern Med. 2021 Feb 24. doi: 10.1001/jamainternmed.2021.0366. Online ahead of print. PMID: 33625463.

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