今回はPMSとパートナーのサポートについて
皆さんはPMSについて理解はありますか？
女性にとって、月経前症候群は離れることの出来ないものであり、その辛さは日常生活に影響が出るほどと言われています。
結婚、或いは付き合っている女性はパートナーを頼ることが出来ますが、一部の男性はPMSの理解に乏しく、女性が日常生活に支障が出ているのに何らの補助が出来ていないということもあるようです。
紹介する研究論文では、PMSに対して配偶者のサポートは、症状の軽減に有用なのか？ということを調査していました。
研究の内容
この研究の目的は、女性の月経前症候群の症状に対する配偶者への教育的介入の効果を決定することでした。
この準実験的研究は、2015年にPMSのリプロダクティブエイジの女性100人が参加し、ファラバルジャン市の保健センターに紹介されました。
女性は介入と対照としてランダムに2つのグループに分けられました。
月経前症状を制御するための支持行動に関する教育的介入は、介入グループの3つの教育セッション中に配偶者に対して実施されました。
データは、教育的介入の前と3か月後に自己記入式の質問票で取得され、SPSS21と適切な統計的検定によって分析されました。
介入後の3つのマウントは、配偶者の支持行動のスコアが、教育的介入および対照群の前と比較して大幅に増加しました。
介入群と対照群の前と比較して、介入群の女性の身体的および心理的行動的症状の場合には、有意な減少が発生していました。（p <0.05）
配偶者の支持的な行動は、女性の月経前症候群の症状を軽減することができます。
結果として、医療制度は配偶者の支持行動を増やすために教育的介入を組織することが推奨されます。
まとめ
研究によれば、配偶者に対するPMSの教育的介入は、症状の軽減に有用であることが示唆されていました。
しかし、教育的介入が実施されたとしても、配偶者の"支持的な行動"が見られない時は、この研究の結果と同じようなことは言えないのかもしれません。
寧ろ、教育的介入が行われなくとも配偶者が支持的な行動を行っていれば、症状の軽減に対して有益なのかもしれません。
必要なのは感情的なサポートである、ということでした。
具体的に何をサポートすれば？と思う人は、パートナーとしっかり話し合った方が良いと思われます。
Rezaee H, Mahamed F, Amidi Mazaheri M. Does Spousal Support Can Decrease Women's Premenstrual Syndrome Symptoms?. Glob J Health Sci. 2015;8(5):19-26. Published 2015 Aug 23. doi:10.5539/gjhs.v8n5p19
