今回は足首の老化について
皆さんは足首にも老化があるって知っていますか?
思い浮かべて頂きたいのは、年齢を重ねていくと転びやすくなったり、躓きやすくなったりする、といったこと。
これらの原因の1つに足首にあるセンサーが老化するから、こういったことになる、といった研究がありました。
研究の内容
結論として、足関節複合受容器の機能が低下することと、老化が関連していることが示されていたものでした。
では、足関節複合受容器とは何でしょうか?
これは足首の動きに対して、どのように動いているのか?どの程度の曲がり具合なのか?曲がったことに対してもとに戻る働きを発する受容器のことです。
この受容器についてどのぐらいでピークの年齢に達するのか?どのぐらいから機能が下がり始めるのか?ということを研究しているものがありました。
研究は、
6グループの118人の男性、手、足とも右利きの様々な年齢層の方を集めました。
参加者は立位の状態でアメダという測定方法で測定した結果、足首の受容器のピークは20~25歳ということがわかりました。
視力や聴力に遅れ発達するため、足首の機能が最も高い年齢層は20歳代前半ということになりました。
ちなみにこの受容器の発達には認知機能や脳の感覚運動処理能力が関与していることも示唆されていました。
年齢が重なってくるにつれ、足首の受容器は機能低下していきますが、その理由とされているのは神経系の変化とされています。
高齢になると、注意力、記憶力、認知機能が低下するため、併せて足首の受容器が機能低下するという考察がされています。
また、皮膚の過敏性が低下するのも足首の受容器の機能低下と関連されています。
性差は統計的には有用差はありません。
出典元:(R)
参加者は立位の状態でアメダという測定方法で測定した結果、足首の受容器のピークは20~25歳ということがわかりました。
視力や聴力に遅れ発達するため、足首の機能が最も高い年齢層は20歳代前半ということになりました。
ちなみにこの受容器の発達には認知機能や脳の感覚運動処理能力が関与していることも示唆されていました。
年齢が重なってくるにつれ、足首の受容器は機能低下していきますが、その理由とされているのは神経系の変化とされています。
高齢になると、注意力、記憶力、認知機能が低下するため、併せて足首の受容器が機能低下するという考察がされています。
また、皮膚の過敏性が低下するのも足首の受容器の機能低下と関連されています。
性差は統計的には有用差はありません。
出典元:(R)
まとめ
足関節複合受容器なるものの感度の低下が、転倒などのリスクを高めることが示される研究となっていました。
具体的にこの機能を維持し続ける策は発案されていませんでしたが、恐らくはセンサーを使ってい続けることが1つのヒントだと考えられます。
日常生活の中では、足首を上に下に動かすぐらいで、捻ったり、外に内に足首を返すこともしなくなってくるのかもしれません。
立位の状態で行われる競技などを行っていると、割とこの機能に頼る部分もあるため、そういった人たちが転倒するのかどうかはもっと調べないとわからないことですが、何もしていない人よりは機能性が維持できているのではないかと思われます。
まともに歩けなくなってくると、多くの補助具に頼らないといけなくなり、最終的に頼る補助具も無くなってきて歩くことすら困難になります。
ましてや、転倒による寝たきりから死亡するまでの流れに注意するように言われてもいます。
そうならないためにも、体は使い続けていきたいものです。