一日に歩く歩数によって死亡率が減る話
新しい研究によれば、1日の歩数が多いほど、すべての原因による死亡リスクが低くなることが示唆されていました。
国立衛生研究所の一部である国立癌研究所(NCI)と国立老化研究所(NIA)、および米国疾病予防管理センターの研究者を含む研究チームも、毎日の歩数は死亡率と強い関連があることを言いました。
研究では、
40歳以上の米国成人の代表的なサンプルを追跡調査したものになっています。
約4,800人の参加者に、2003~2006年までの最大7日間、加速度計を着用しました。
その後、参加者は、全国死亡指数を介して2015年までの死亡率を追跡しました。
研究者らは、研究開始時の人口統計学的および行動的危険因子、肥満度指数、および健康状態を調整した後、死亡率とステップ数および強度との関連を計算しました。
結果として、
1日あたり4,000歩の歩数の人と比較して、8,000歩の歩数の人とではすべての原因による死亡のリスクが51%低くなることが発見されました。
また、1日あたり12,000歩の歩数の人は、4,000歩の歩数の人と比較して死亡のリスクが65%低いことと関連していることもわかりました。
対照として、1日あたりの総歩数を考慮した後、歩数強度と死亡リスクとの間に関連性は見られませんでした。
調査結果は、2020年3月24日にJournal of the American MedicalAssociationに掲載されました。
まとめ
この調査結果によると、1日の歩数が12,000歩になると大幅に死亡リスクが減少することがわかりました。
12,000歩なくとも8,000歩でも死亡リスクは減少傾向になるようですので、長生きしたい人にとってはこの数字は目安になるのかもしれません。
少しでもあるけばいいや、といって4,000歩あたりでしたら、この研究による結果を再現しづらいため8,000歩あたりを目安にしてみては如何でしょうか?