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消費者とブランドの絆を深める宣伝効果の心理学

Tuesday, February 9, 2021

心理学





 今回は有名人の宣伝効果と心理学について


企業の宣伝に有名人が使われることは、営業戦略の中の常套手段ともいえますが、これらのデメリットとメリットについてご存じですか?

少し考えれば、今から述べることはそうだね!となる話ですが、どのようにすればメリットだけを活かせるのか?或いはデメリットを最小限たる出来るのか?ということについて述べていきます。


有名人起用のデメリット


有名人の名声が失墜する

企業が採用している有名人の「イメージ」が悪化した際には、その企業の評判も同時に下がります。

不祥事を起こした有名人が、広告宣伝費を賠償責任取らされるなどで有名な話です。

これには、その有名人の特質が企業のブランドの印象として持たれることが影響してきます。

これには、ブランド・アイデンティティやブランド・パーソナリティといった側面が影響しています。

もともと、企業がもつブランドイメージには、

・ブランドの個性

・熱心な信棒者を生み出せる文化を持っているか

・顧客がブランドに重ねる理想の自己像、企業が自社ブランドにどのような認識があるのか

・そのブランドがどのような人を対象にしているのか

・ブランドと消費者を繋ぐ関係性

・ブランドの外観や色、素材、装飾など

といった要因から、そのブランドを使用する人間を表すと考えられます。

例えばですが、刺激的な側面をもつブランドは、大胆であり、冷静、精力的、創造力豊か、最先端、独立、若々しいなどの印象を与えていますが、反する面として「反抗者」という側面を持たせる場合もあります。


起用している有名人が与えるイメージには、企業のブランドイメージを明確化させる目的もあるため、大きなメリットの裏返しにブランドの評判が下がるという側面もあります。



別の問題点

心理学上、というよりは契約などの法的問題を抱えることもあります。

例えば、複数契約をすることによって、契約を結んだ企業の一部が注目されない、などなど。

他には、有名人の注目度が高すぎるが故に、ブランドとの結びつきが感じられないなどのことが起こっている場合もあります。


消費者として、契約云々は実際に見ることはかないまんせんが、この企業のCMにこの有名人?となることで、企業の印象が薄れる広告などは見かけることはあります。


これには、ブランドのイメージとの結びつきが生まれないことが理由となりますので、もともと持ち合わせているブランドのイメージが尊重されていないとこうなることがあるようです。



起用するためのヒント

限られた広告費の中、自社のブランドイメージを最大化するためにも、起用する有名人には以下のことを求めたい。

・関連した業種の有名人

・価値が共有できる人物

・外見な魅力(好意的)のある有名人


ルックスに関しては、容姿端麗であれば有名な人でなくとも、同様の宣伝効果が得られる、ということが一部メディア心理学者による提唱されている。


関連した業種、と書いていますが、スポーツメーカーであればその競技の選手を。

化粧品などでは、ルックスが重要なモデルなどの著名人を。

健康食品などでは、健康的なライフスタイルで知られている有名人を。

といったところです。

様々な価値観があるなか、人の心理としてそういった側面から企業のイメージと有名人との結びつきを連想しているため、企業側の戦略としてこれらのことを踏まえた宣伝効果を狙っているということ。

昨今では、あるゆる問題が取り上げられてきているため、この価値観はいつまで続くかはわかりません。


まとめ

企業の宣伝効果というものは、ありとあらゆる日常で目にすることがあります。

このような有名人による宣伝効果の心理的側面は、有名人だけに限った内容とも言えません。

その企業の商品を取り扱う業者にも同様のことが言えると思います。

宣伝効果の恩恵を受けることは、企業側、有名人(業者)側にも双方メリットがある話です。

これらのことを理解したうえで、営業活動に取り組んでいきたいものです。

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