KeiS a medical professional

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失敗しない職場選びのポイント【接骨院・整骨院編】

Sunday, February 7, 2021

雑学



 今回は就活と体験談について

普段は、医療論文などの知識を基に記事を作成していますが、この記事に関しては医療従事者KeiS本人が体験してきたことと、心理学などの側面から、就活に失敗しない職場選びについて紹介します。

前述した通り、本人の体験談や価値観に基づいて述べていきますので、違和感などはあることは当然かと思われます。


では、失敗しないポイントを書いていきます。


職場は見学しよう!

実際に働く現場などを見学することは、自分が就職した時にどんな状況になるのかを想定するために非常に役に立ちます。

しかし、今から述べるポイントを知らなければ、折角見学をしたとしても、何の参考にもならない無駄な見学になってしまいます。


1日の来院数を見る

来院数が多いと忙しい現場、ということは言うまでもありません。

見て頂きたいのは、来院数とスタッフ数の割り当て、来院数=延べ人数かもしれない、というところです。


まず、スタッフの数と来院数についてですが、自分が1日にどれぐらい担当できるのか?という今後の働きっぷりが想像できます。

まともな職場では、1日に15人以上は施術対応出来るはずですが、院などの商品構成によってはこれが当てはまりません。

自費治療や施術時間が長く単価の高いものを提供している院では、この人数は少なくなることは当然です。


ここで立ち返っていただきたいのは、何のために就職するのか?ということ。

仮に、将来開業することを夢見ている人でしたら、様々な患者のタイプを対応することは望ましいことです。

正直、どれぐらい治せるのか?ということよりも、どれぐらい多くの人に対応できるのか?ということが重要だと考えています。


そういった大事なことを見極めるためにも、見学時には予約表などを拝見させていただき、1週間分ぐらい見れれば理想です。


しかし、個人情報保護法などもあるので、見れれば良いぐらいで。


そして、来院数=延べ人数ということについてですが、実際にあった院の話になります。

保険適応な施術と自費治療で施術する人が同じであっても、1人のはずが2人とカウントしている院もあります。

何か理由があるのかもしれませんが、暇な院という印象を持たれないための印象操作の可能性もありますので、どんな人達が働いているのかが何となしにわかってきます。

但し、このことに関しては、予約表を閲覧できないとわかりませんので、見れたら良いぐらいなものです。


ポイント①をまとめると、来院数とスタッフ人数を把握して、忙しさを想像する、ということです。


院内を見る

これについては、見学しなくてもHPの写真などでも見れることがあります。

しかし、実際の院を見ることが良いと考えています。

見てほしい点として、

・整理整頓されているのか?
・医療と関係のない商品が売られていないか?
・体験談などが貼り巡らせていないか?
・医療道具がすぐに取り出せる位置にあるのか?

ということです。


始めに、整理整頓です。

医療関連施設としては、綺麗でいることは当然なのですが、医療関連道具などが保存に適さない場所に置かれているか?などを見てみてください。

日当たりのいいところに貼付する素材が保存されている、などなど。



続いて、関係のない商品についてですが、就職後それらを売らないといけなくなるから見てほしいのです。

社会で働く、ということは何かしらのモノを売らないといけなくなってくることもありますので、売ること自体に抵抗があるとは違う話です。

それ売れるの?ってぐらいの高額の健康商品などを売っている院もありますので、帰ってからその商品の詳細を調べてみてください。

私は、怪しい会社や商材を売っている院はアウト!って考えていますので、「何を置いているのか?」をしっかりと見ます。




3点目は体験談などが壁面に貼られている、ってやつです。

こういうことをしている院は、社会的同調効果などを引き起こすためにやっていたり、自分の院に自身がないため、それらを埋めるためにこういったことをしている可能性があります。

冷静に、病院などに患者様からの声!を写真付きで堂々と貼っているところヤバくないですか?

私には何かしらの狂気を感じるポイントにもなっていますので、こういうことをやっている院は、人にいいものを押し付けている思考の持ち主がいるかも?って点でヤバいこととして挙げています。


最後に医療道具の取り出しに関してですが、目につく位置に包帯や固定具、下肢台、上肢台などなどの「接骨・整骨院」としての業務に関係する道具があるのかどうか?ってことです。

これが無い、或いはすぐに取り出せる場所にない院は、こういった患者の対応が出来ない、外傷処置などを業務として出来ないということです。

就職目的の1つに、外傷処置を業務として習得することが大事な人は欠かせない点です。


ポイント②をまとめると、院内の配置で就職後の快適さが左右されるよ!ってことです。



SNSをチェックしてみよう!

こんなご時世ですので、会社や個人のSNSアカウントが山のようにあります。

そんな中で、たくさんに溢れているSNSでも会社や個人がやらかしていることって多くなってきています。


就職を検討するならば、対象となる会社や人のSNSアカウントをチェックしてみましょう。

会社のアカウント場合は、業務と関係のない投稿が行われていないか?ということや、スタッフが就業時間内に遊んでいる様子を投稿していたりと。

これらのことから、それらの会社のリテラシーがうかがえますので、ヤバいなって感じたら、その会社は候補として外れるかもしれません。

次に人についてですが、私自身は社長などのアカウントをチェックしています。

言動や趣向については、個人で好き嫌いが分かれるポイントなので、ここでは言及しませんが、投稿時間がいつ行われているのか?ということを見てみてください。

就業時間内に行われていたりするってことは、その社長は、会社のために動いているのか怪しく見えてきます。

日本の社長たちには、自分は舵を切るだけで、進んだり、進路を決めるのは従業員だ!とか言っている人もいましたが、少なくともそういった会社はピンチになると弱いと考えています。

そういった自分勝手な動向をしている人には、リーダーシップがあるのか?ということについては疑問しかありませんので、私はご遠慮する対象にしています。



私の中では、就職=人生の投資と考えていまして、投資するなら損よりも得していきたいもの。

自分という人格や時間を投資しますので、意味を見出せない会社には投資しません。

投資するなら、投資した分に見合う体験や技術、給料などを求めたいものです。


そんなことを判断するために、SNSを見てみるということは、就職を判断する上で大事な判断材料の1つになることもあったりします。



就業条件

やっとここで、就職を検討する際の募集要件などに書かれていることを述べていきます。

ここでは、こういうことを書いている会社はヤメタラ!?っていうことと、理由を述べていきます。


アットホーム~

こういうネタになると定番なのですが、こういったことを記述しているところは、具体的な特徴がない場合もあります。

私なりに思っているのは、採用者は人柄やチーム構成、会社の目標などの事柄に沿って採用するのではなく、採用者個人に合うかどうか?だけで判断していると考えています。

本来、人を採用するってことは、そのチームに必要な人を採用します。

そうなると、役割などを考慮して、足りない人を採用したいものなのですが、中には自分の居心地を良くするためだけに、「調和」という言葉を用いて採用する人もいます。

そういった人が採用者になっている限りでは、その企業は離職者が絶えませんので、面接前の質問などでわかったりすることもあります。


アットホーム云々を書いている企業などでは、人材マネジメントなど到底出来ない可能性があるってことを考えてみてください。


見込み残業

給料の欄を見ていると、基本給に見込み残業などの項目が加わり、数十万の月給であることが記述されていることもあります。

こういったことを書くことよりも、残業が仕事をしている、という文化が根付いてしまっている可能性を考えてみてください。

私も、一日の半分以上会社にいることなんて経験してきましたが、それ自体が誇れることではありません。

接骨・整骨院の場合は、就業時間内に必要な研修などを行っていない可能性や、技術習得を名目で残業・休日出勤を強制してくることもあります。


そこまでしてやることが、仕事が出来るってことではなく、必要な時間内に必要な業務を行えるってことが最低限なことだとしたらどうでしょう?


こういったことを、会社側に尋ねても良い風にしか返答がないので、勉強会や研修のカリキュラムのことを尋ねてみると、これらのことがポロってわかったりします。


○○な人はお断り!

アットホーム云々のことに書いたのですが、こんなことを書いている会社は、必要な人材を募集しておらず、どんなチームにしたいのかもわからないままに採用している傾向があります。

会社の輪に馴染めるのか?ってだけでチームを組んでいたりしますので、採用されなくても凹まなくとも良いです。

そういったチームしか組めない会社は、業績が伸びる可能性は低いので、他の企業を探す力に変えてみてください。


キャリアパスを採用している

あること自体は良いことのようにも思えますが、実際に活用されているのかは謎です。

そのために、活用された実績などを質問してみてください。

なぁなぁにしている会社は、この質問に答えないか、はぐらかしたりしてきます。


まとめ

簡潔にまとめると、前述してきた4つのことを見ながら就職してみると失敗しない可能性が出てきます。


・就職前に見学する
・院内を見てみる
・SNSをチェックする
・就業条件

私はこの4つしか見ていないのですが、ヤバい!と感じる企業が多くなってきている印象です。

今から就職をする!って柔道整復師などの医療従事者の参考になっていただければ何よりです。



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