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【casereport】後脛骨筋腱脱臼の概要と症例について

Monday, January 4, 2021

整形外科

今回は後脛骨筋腱脱臼について

後脛骨筋腱脱臼(こうけいこつきんけんだっきゅう)とは、内くるぶしの後ろを通っている腱が元通りの位置にいなくなる。

ということ。

スポーツをやっている時に起きてしまうのですが、この症状について紹介します。

どんな時に起きる?

・ターン動作で起きると言われています。

特徴は?

・後脛骨筋腱は屈筋支帯(くっきんしたい)と呼ばれるバンドのようなもので抑えられています。
足首が急激につま先を上に、外返しするようなターン動作で、屈筋支帯の制動を超える応力が発生し起きる脱臼。

・パン、バンと外れた感じと痛みを訴えることもある。

症例

・25歳 男性
モトクロスの最中に左足を地面についてターンする際に「バン」という音を脛骨内果後方に感じた。

患部圧痛と内反時に腱が前方に押し出されるサインを認め、歩行時にも同様のサインを認めた。

その後3~4回の脱臼を繰り返し、痛みを伴っていたため手術適応となったという例。


まとめ

両足を見比べてみるとわかりやすいほどに、内くるぶしの辺りに変化を感じます。

極めて稀なので、別記事で良く起きる方を紹介したいと思います。

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