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【casereport】踵骨前方突起骨折と二分靭帯損傷の概要と症例について

Monday, January 4, 2021

整形外科

今回は小学生でもわかる??踵骨前方突起骨折について

踵骨前方突起骨折(しょうこつぜんぽうとっきこっせつ)とは、かかとの骨の前方突起に起きる骨折のこと。

またくっついている二分靭帯(にぶんじんたい)が関係し、裂離骨折(れつりこっせつ)や靭帯損傷も起きてしまう症状です。

どんな時に起きる?

・足首がつま先立ちの格好にあって、親指の内側がグイっと上に向くように捻った力で起きます。

特徴は?

・特定の部位に限局的な圧痛がある。

・内返し捻挫のあと、数週間痛みと腫れが続く際は本症を疑う。

・X線画像診断で、判断することができ、6~8週間で落ち着く。

症例

・17歳 女性

段差で転倒し左足首を捻った。

左足は痛みのため、体重をかけることが出来なくなり、足の腹に痛みと腫れがあった。

検査の結果二分靭帯に圧痛があり、踵骨前方突起骨折の裂離骨折を認めた。

まとめ

症状が落ち着くまでやっかいな痛みが続いたりする症状です。

私が診た経験上では、手術をしない治療法で対応していましたが、
6~8週間は完治までに掛かりました。

スポーツ競技者はスポーツの続行や中止を判断するために、専門家としっかり相談をしてください。

予防法としては、足首を捻らないような神経筋トレーニングなどをおススメしています。

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