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【casereport】頸椎マッサージ後に起きた頚部急性硬膜外血腫について

Monday, January 4, 2021

症例勉強

今回は頸椎マッサージ後に起きた頚部硬膜外血腫について

頚部の操作がなされるマッサージを普段受けている人もおられるかもしれません。

首痛とか色々な要因がありそれを頼ることもあるのかもしれません。

そんな頸椎操作は通常専門的な検査などを行わずして、実践されています。

事実そんなに危険性があると考えられていないからです。

稀な症例ですが、このような報告がされていました。

症例報告

38歳の男性患者は、頸椎マッサージを受けた後、下肢の突然の衰弱のために救急部門に入院しました頸部レントゲン写真を使用しても骨折は発見されず、脳コンピュータ断層撮影または拡散磁気共鳴画像法の実施に関する特定の所見はなかった。しかし、頸部磁気共鳴画像法を使用して、C6およびC7椎骨からT1椎骨までの脊髄前方に急性硬膜外血腫が観察され、脊髄が圧迫されました。骨折や靭帯損傷はありませんでした。患者は筋力の自発的な改善を示し、症状の改善が観察されてからわずか1週間後に退院したため、外科的治療は必要ありませんでした。

【POINT】

何らかしらの要因で起きた急性硬膜外血腫。
骨折などは確認されていないので、血管の状況がわかりませんがそれらに相応する既往歴や家族歴の聴取は必要だったのかもしれません。

まとめ 

マッサージが起因となっているかの因果関係を証明するには不確定なことも残っているようにも思えますが、通常ではマッサージが原因と判断されるであろう。という症例。

完全に回避することは出来ないのかもしれませんが、私はカルテに既往歴や家族歴、理学検査内容などを記述し、それらを否定した上で提供することをするしかないのかと。

考えさせられる症例ですが、セラピストや医療従事者は何時自分が遭遇するのかはわかりません。

尚更注意を怠らず、対応していくしかないのかと。


リュウJI 1ハンMH 1キムJM 1キムCH 1チョンJH 2

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