今回は子供の視力を改善するための鍼治療について
近視や遠視、視力に不都合がでると日常生活にも支障をきたす場合があります。
それは、正視という理想の状態の人からすると共感しにくいことかと思いますが、
視力が低いということは、不便なことこの上なし。
そんな中、子供は自分の見え方が良いのか悪いのかをはっきりと伝えられないこともあるので、学校などで視力が下がっていることを後から知ることもあります。
それが判った時様々な対策を試行される方もおられますが、
鍼治療というもので、改善できるのか?
ということが研究されていました。
それは、正視という理想の状態の人からすると共感しにくいことかと思いますが、
視力が低いということは、不便なことこの上なし。
そんな中、子供は自分の見え方が良いのか悪いのかをはっきりと伝えられないこともあるので、学校などで視力が下がっていることを後から知ることもあります。
それが判った時様々な対策を試行される方もおられますが、
鍼治療というもので、改善できるのか?
ということが研究されていました。
研究の内容は?
2011年に発表されているコクランレビューより。
・台湾で実施された2つのRCTを含み、合計131人の参加者がいた。
試験ではさまざまな結果が評価されていたため、メタ分析は行いませんでした。
どちらの試験も、1ジオプターの平均変化として定義される、
近視の進行についての我々の事前に定義された主要な結果基準を満たしていなかった。
1つの試験のみが群間の有意差のない軸長の変化を報告し、
そして両方の試験は数人の子供が鍼刺激の間に軽い痛みを経験したことを報告した。
結果は?
このレビューには2つの試験が含まれていますが、子供の近視の進行を遅らせるための共同指圧の有益性について結論を引き出すことはできません。
臨床使用における鍼治療の使用に関して何らかの推奨がなされる前に、RCTの形でのさらなる証拠が必要である。
これらの試験は鍼治療とプラセボを比較し、標本数が多いはずです。
他の種類の鍼治療(耳介鍼治療など)は、少なくとも6ヶ月以上の治療の順守と同様にさらに調査する必要があります。
眼の軸方向の長さの伸びは少なくとも1年間は調査する必要があります。
子供たちが経験した鍼治療の痛みを軽減または排除する可能性もまた検討されるべきです。
まとめ
しっかりと比較された研究が今後発表されれば、現状で得られている科学的に根拠なし。
ということが覆ることもあります。
しかし、現段階では根拠性に乏しいことがありますので、
視力回復のために鍼治療を実践することを勧められるのか問題はあります。
どれを選択するのかは個人の考え方次第なのでしょうが、
一縷の望みを持ってこの治療にお金を費やすぐらいでしたら、
見えないことのストレスを解消するための眼鏡などの器具にかけたほうが良いのかもです。
魏ML、劉JP、李N、劉M.子供や若者の近視の進行を遅くするための鍼治療。系統的レビューのコクランデータベース2011年第9号。番号:CD007842。DOI:10.1002 / 14651858.CD007842.pub2。