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心理学から学ぶ経済危機による悪影響から守る方法

Tuesday, January 26, 2021

心理学

今回は過去の事例から学ぶ経済危機と健康について。

柄にもな経済的なテーマも含まれていますが、
心理学のジャーナルから心理的幸福に対する経済危機という論文を読みました。

よく考えれば、そうだろう。と思うことしか書いていませんが、
アレコレと経済について語られる状況にある今週は特にこのようなことを肝に銘じて行動する!ということを自分に言い聞かせながら記事にしています。


まずは

前提として、経済的に不幸になる要因として、

離職
借金
社会の経済危機

などなど。


どうしようもないこともありますが、
このような対策を行ってみるとと良いそうで。


対策と考え


これら精神的健康に対する経済危機の悪影響は、
人々の創造性柔軟性によって軽減されることがあります。

健康への悪影響の大きさを和らげることができるいくつかのメカニズムは、
例えば、財政的および心理的対処戦略および文化変容です。

経済的対処に関しては、Doreらは、経済的危機の時代に、より安価な食料を購入する、または自家製の食料の割合を増やすなど、食生活の安定を維持する効果的な行動戦略を採用する低所得のロシア家族の例を挙げています。

加えて、心理的な対処戦略が重要であることができます。

ロシアからのパネルデータに基づいて、Grahamらは、
幸福は収入だけでなく健康にも影響を与えることを指摘しています。

幸福であった人々はより健康であった。

対照的に、心理的な要因も、すべての原因や経済危機に関連して観察原因別死亡率の増加を媒介することができます。

ストレスやうつ病のレベルの増加は、経済危機の期間中に観察された超過死亡の重要な間接的な原因であることが判明しています。

Liemらはアジア系アメリカ人の文化変容と感情について研究しています。

文化的な先住民や初心者による同様の状況への明瞭化、影響媒介反応が誤解を招く場合、感情生活は文化変容の過程で重大な変化を経験する可能性があり、対人関係の相互作用の容易さが損なわれる可能性があります。

人生の出会いに関連する文化的に媒介された感情的な意味は、容易に認識されたり、はっきりと示されたりしないので、対人関係の文脈で対立するとき、特に問題となる苦痛の原因となるかもしれません。


Van Hal G.心理的幸福に対する経済危機の真のコスト:レビュー。Psychol Res Behav Manag2015年、8:17–25。発行2015年1月9日doi:10.2147 / PRBM.S44732


まとめると

単に経済的困難に陥ったからと自殺が増加したという考えは安易なもの。

その前に精神的な健康状態はどうなのか?ということを考える必要があります。

偉人達の伝記などには失敗してから、困難に打ち勝つプロセスが描かれていることもあります。

人はそういったエピソードには心は惹かれるものですよね。


やるぞ!やるぞ!!みたいなことは言いませんが、
精神的な健康を保つ。ということに解決策があったりするものです。

この論文からは、具体的な解決策として医療サービスを利用しましょう!ということを書いています。

ほとんどの政策、政治家は「経済的な」面でしか解決する気がないのに対し、
この著者は精神的な健康を医療で支えることによって、有病率を減少させ医療費の負担を減らし、精神的な保護に予算を回していくべきではないのか?と述べています。

ここで、医療費減るの?と思われるかもしれませんが、
精神的な健康が損なわれていると薬物依存や自傷など、それらに割かれる医療費が出てくるからと説明してました。


だからと言っても、国に頼りっきりになっても仕方のないこともあります。

まずは、自分自身の精神的な健康から確保することが重要である!

と大事なことだと思いましたので記事にしました。

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