今回はスポーツと重炭酸ナトリウムについて
食品などにも入っているので、あまり意識もしたことのない重炭酸ナトリウムがどのようにスポーツシーンに活躍させることが出来るのか?
それらのエビデンスについて紹介します。
エビデンスについて
多くの研究が、スイマー、サイクリスト、ボクサー、テニスおよびラグビー選手、柔道開業医などのエルゴジェニック補助剤として重炭酸ナトリウムを評価しています。
研究結果は矛盾しているため、実際の状況で重炭酸ナトリウムの補給から最も恩恵を受ける可能性のある活動と個人は明確ではありません。
これらの研究のレビューアは一般に、約300 mg / kg体重の重炭酸ナトリウムを摂取すると、数分間の激しい運動や断続的な高強度の活動を伴うスポーツで軽度から中程度のパフォーマンス上の利点が得られることに同意しています。
しかし、個人は重炭酸塩の負荷に対してさまざまな反応を示します。
この方法は一部のユーザーにはメリットがなく、他のユーザーのパフォーマンスを向上させるよりも悪化させる可能性があります。
特に、レクリエーション活動をしている人は、サプリメントが1つの運動セッションではエルゴジェニックであるが、別の運動セッションではそうではないことに気付く場合があります。
多くの調査結果は、重炭酸ナトリウムの補給は、訓練を受けた選手のパフォーマンス改善する可能性が最も高いことを示唆しています。
バークLM。重炭酸塩の負荷とスポーツのパフォーマンスに関する実用的な考慮事項。In:ティプトンKD、ヴァンルーンLJC、編 トレーニング効率を調整する栄養指導戦略。ネスレ栄養研究所のワークショップシリーズ。第75巻、スイス、バーゼル:S. Karger AG; 2013; 15-26。
POINT
・血液中のph値をコントロールできると言われている。
・短時間で決する競技などではパフォーマンスの改善が期待されている。
・主な副作用は胃腸障害。
まとめ
おお、いいものなのか?とも思ってしまう内容でしたが、これらで示されている効果測定の必要量の推測としては多めに摂らないといけないそうで胃腸に負担をかけることは注意されていました。
水に混ぜていたら水分の過剰摂取など。
使えるのか?と言われると訓練しないと難しくないか?と私は思いました。
サプリで補充したら良くない?とも思われるでしょうが、先にも書きました効果を期待するための摂取量は結構多めに摂らないといけない模様で。
そして、個人差もあったりするようなので該当する競技に携わっていて、パフォーマンス改善に苦しんでいる人は検討してみるのも良いのかも?ぐらいで。