今回は両側性聴覚障害を患った時の補聴器は両側、片側?について
後天的な難聴に関する研究論文を紹介しますが、少なくとも私自身にも関係のある話題かと思いました。
私個人の話なので別にどうでも良いとは思いますが、5歳から音楽を始め、小学生の時にはヘッドフォンで寝ている時にも耳を酷使していました。
22歳まではバンドをやり爆音の中で突発性難聴かな?という症状も出たことがあるので、
加齢とともに起こる難聴でもありますので、私が難聴になるのはほぼ確定と言っても過言ではないのかと思います。
なってしまったら仕方がないので、補聴器を検討しますが、片側だけでいいのか両側着けた方がいいのかについて紹介します。
研究内容
合計209人の参加者(年齢23〜85歳、男性が優勢)を含む4つのクロスオーバーRCTを含めた。
すべての研究で、好みに関する質問が行われる前に、少なくとも8週間は補聴器の使用が許可されていました。
すべての研究で、両側性難聴の患者が募集されましたが、参加者が経験している感音難聴の種類と程度にはかなりのばらつきがありました。
すべての研究で報告された主要転帰(患者の好み)は1つのみ。
両側性補聴器を好む患者の割合は研究間で異なりました。
54%(参加者94人中51人)、39%(56人中22人)、55%(29人中16人)、77%(30人中23人)でした)とそれぞれ。
結論
このレビューでは、1つの補聴器の使用と2つの補聴器の使用を比較した4つの研究のみを特定しました。研究は小規模であり、幅広い年齢の参加者が含まれていました。参加者が経験していた感音難聴の種類と程度にもかなりのばらつきがありました。ほとんどの場合、評価された補聴器の種類は、高収入環境では「古い技術」と見なされ、「最新の」デジタル補聴器を検討した研究は1つだけです。ただし、このレビューではさまざまなタイプのテクノロジー間の結果の違いを評価しなかったため、これの関連性は不明確です。4つの研究からのデータをプールすることはできませんでした。エビデンスの質が非常に低いため、難聴の人が1つまたは2つの補聴器を好むかどうかはわかりません。同様に、聴覚固有の健康関連の生活の質、またはその他の結果が、二国間または一国間の援助のどちらで優れているかはわかりません。
Schilder AGM、Chong LY、Ftouh S、Burton MJ。成人の両側性聴覚障害に対する両側性補聴器と片側性補聴器の比較。Cochrane Database of Systematic Reviews 2017、Issue 12. Art。番号:CD012665。DOI:10.1002 / 14651858.CD012665.pub2。
まとめ
好みで片付いてしまった結論です。
四六時中イヤホンを付け続けることを想像するだけでも、好みということが判って頂けるかと思います。
実際は両側とも同じような聞こえ方にならないこともあるので、補聴器はそれぞれの聞こえ方に調節するものです。
案外軽いものもあるので、一般的なイヤホンよりも気にならないのかもしれませんが、
そういった理由を考察するとこの結論が好みという部分に焦点があったのも納得。
眼鏡屋さんに行った時に体験できる時もありますので、気になる方は装着してみてください。