今回はtwitterでの発言と死亡率に関して
心理学的に分析された研究論文で興味深いものがありました。
Twitterである要素を含むツイートをしていると、
健康状態が悪化し「動脈硬化性心疾患」を招くことが示唆されています。
所謂心臓病と思って頂くと想像がつきやすいのかと思いますが、
どういう要素と死亡率増加が関連するのか?を紹介します。
結論として
このようなツイートしている人は要注意。
・ネガティブな発言、ネガティブな感情に基づく発言。
具体的には怒りや不安、不安からの解放を意味する言葉など。
心臓の疾患ですので、ストレスとの関連がある。ということがこの結論で説明されている理由です。
研究内容
・動脈硬化性心疾患の報告が多い米国での調査になります。
1,347名の50,000以上のツイートが調査対象となり、ポジティブ、ネガティブな発言と疾患率を関連できることができるか調査されていたもの。
まとめ
敵意とストレスから、本症の疾病リスクが示唆されていますが、
twitterの調査からは「予測」される結果となっています。
twitterの利用年齢は20歳代前後が多いとされており、本症の好発年齢とは当てはまりません。
この研究からは、敵意とストレスの原因ともなる「発言」に注目されており、
発言との関連を調べるのにtwitterが利用されていたものです。
直接関連はありませんが、普段からそういった発言をする。ということは、環境的にも問題を抱えている可能性もあるかもしれません。
心臓病とまではいかなくても、それらが原因による健康被害は起こっているかもしれません。
論文中には、ポジティブな発言が予防策の1つともありましたので、
ネガティブな発言1つにつき5つあたりのポジティブな発言で打ち消す必要がありそうです。
ご参考までに。
※データが見たい人は下記の引用より。
Eichstaedt JC、Schwartz HA、Kern ML、他 Twitterの心理学的言語は、郡レベルの心臓病死亡率を予測しています。Psychol Sci。2015; 26(2):159–169。土井:10.1177 / 0956797614557867