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【肩部痛】Mulliganの関節導引術を導入した結果

Monday, December 21, 2020

整形外科

今回は肩の痛みに関する治療について。


肩の痛みは、関節外リウマチの最も一般的な形態です。
従来の治療法に加えてMulliganの関節導引術と鍼治療と比較して、
肩痛の従来の理学療法の有効性を判断することを目的とした研究結果を紹介します。


研究内容は

癒着性嚢胞炎(凍結肩)、石灰性腱炎、回旋筋腱板症候群、または上腕二頭筋の腱炎によって引き起こされた肩の痛みを有する合計277人の患者を含めた。
診断には臨床的および放射線学的診断基準を使用した。
患者は、10日間の通常の理学療法治療を受けたグループ(CP)(n = 148)、および従来の理学療法治療とMulligan関節導引および鍼治療を受けたグループ(CP + MA)(n = 128)に割り当てられた。
治療効率は、治療前後の患者の状態を「作業能力および日常生活活動」(WAADL)尺度ならびに治療成功尺度で評価することによって評価した。

平均治療期間はCPとCP + MA群でそれぞれ13.36±5.83と10.86±4.55日であった(p < 0.05)。
治療後の平均WAADLスコアはCP群とCP + MA群でそれぞれ3.98±1.04と4.61±1.10であった(p < 0.05)。
平均治療成功スコアはCP群とCP + MA群でそれぞれ3.16±0.74と4.35±0.78であった(p < 0.05)。

結果は

従来の理学療法とMulliganの関節導引技術および鍼治療の併用により、肩痛患者の治療期間が短縮され、WAADLと治療の成功スコアが向上しました。

Katana、B。、Pašalić、A。、Jaganjac、A。、MačakHadžiomerović、A、Bojičić、S。、Avdic、D、Mahmutovic、J。、Branković、S。&Rama、A.(2018)従来の治療に加えてMulliganの関節動員技術および鍼治療と比較した、肩痛の従来の理学療法の効率。Journal of Health Sciences8(2)、88-93。https://doi.org/10.17532/jhsci.2018.586


まとめ 

サラエボ大学のジャーナルによる研究内容でした。

マリガン法というものだそうですが、従来の手技療法にこの方法を加えるとさらに成績が良かったそうな。

手技療法の限界を感じている方は、取り入れてみる方法の1つにしてみては如何かな?
というぐらいのものでした。

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