KeiS a medical professional

This is a blog about the scientific basis of medicine. A judo therapist reads research papers for study and writes about them.

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【ダイエット】kgでインセンティブで!って動機付けの研究

Sunday, December 27, 2020

ダイエット

今回は痩せるための動機付けについて

夏までにダイエットしよう!という言葉を耳にすることがありますが、
スポーツジムなどが流行る昨今では、痩せるための運動ということに取り組む人は増えているのかな?と思います。

そんな「痩せる」についてですが、継続した運動や食事管理が為せる結果であり、
短期的に痩せたとしても、生活習慣次第ではリバウンドすることなんて容易にあります。

そこまでして痩せたい!という気持ちに動機はありますか?

人は欲望から行動する生き物でありますので、痩せる!という思いは何らかしらの欲望があってのことではないでしょうか?

こうなりたい!
モテたい!

という動機は内因的な動機付けと呼ばれ、行動を継続したり、始めるきっかけとして重要なもの。

後は報酬などで外的要因というものもありますが、馬が餌に釣られて走るアレです。

しかし、動機がないと「継続した行動」にならないので、
そんな動機付けについて行動科学から見た研究結果を紹介します。

研究内容

・153人の18~70歳ぐらいまでを対象として、BMIは平均25。
 
・web上で管理される行動減量プログラムに参加。
 グループは3つに分けられた。

・WBWLのみ
・WBWL +インセンティブ
・WBWL +オプション

これらにランダムに振り分けられ、3~12か月の調査機関の間に、動機付けが減量に影響する効果を測定した。

結論

継続率に関しては有意差がなかったものの、インセンティブを貰えるグループの体重の減り方は他のグループと比べても有意に減っていった。r  = .20–.37、p  <.02、2  = .04–.14)

内的動機と外的動機の重要度で見た場合、内的動機が重要とはされた。

報酬を得ること自体が、継続率を下げたり、体重減少の行動を妨げるようなことは見られていない。

まとめ

結果から減量する必要がある場合、自身の意志が重要であることに違いはないです。

そして、その意志と行動を支えるためにインセンティブが得られるという動機付けは、
行動をより強固なものとする可能性があることがわかりました。

この実験では、web上で管理されている体重の減り幅で報酬額が変わるというものでした。

肉の切り売り感覚ですね。

本当に、痩せないと健康上マズイ人達にとって、インセンティブが得られるということは良い案ではないかと思います。

ライ〇ップさんは、結果が出ないと返金するCPをやっていましたが、
1kg減量で○○円返金、あるいは報酬として打ち出していたらどうなっていたのでしょうね。

国柄や人々の信念でも変わってくるかもしれませんが、
図書館で子供向けにやっている施策で、「本を読んだら、ページ数と本の金額の累計が記録される記帳本」が受けているぐらいです。

日本でもイケルと思いますが、どうでしょうかね。


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