今回は病院の受診を予約した際のメッセージ通知について。
このブログは、医学と健康に関して後悔しないような選択肢をとってもらうために、 科学的根拠の高い論文などを紹介し、それをどう使っていくべきなのか?を私が解説・提案していくブログです。 メールアドレスでの登録も宜しくお願い致します。
病院を予約して受診する際に忘れがちな私としては、
是非とも導入して頂きたいツールの1つ。
LINEなどで通知がくると鬱陶しいと言われるから・・・
と言っていた経営者の方もおられましたが、病院となってくると別物ではないのか?
そう思いますので、その経営者の方は別の問題を抱えておられるのかもしれません
(整骨院経営者さんの話です。)
兎に角、私としてはこの通知システムを導入して頂きたく、
この論文の結果をきっかけに導入してみようという医療関係者の方が増えると私個人も嬉しいです。
研究の内容は?
6615人の参加者を含む8件のランダム化比較試験を含めた。
7件の研究(5841名の参加者)から、モバイルテキストメッセージリマインダーがリマインダーなしの場合と比較してヘルスケア予約への出席率を改善したという中程度の質の証拠が見つかりました。
(リスク比(RR)1.14(95%信頼区間(CI)1.03〜1.26))
3つの研究(2509人の参加者)からのモバイルテキストメッセージリマインダーが電話のリマインダーに同様の影響を及ぼしたという中程度の質的証拠もありました。
(RR 0.99(95%CI 0.95〜1.02))
携帯テキストメッセージリマインダと郵便リマインダを組み合わせることで、
郵便リマインダのみの場合と比較して、ヘルスケア予約の出席率が向上しました。
(RR 1.10(95%CI 1.02〜1.19))
携帯電話メッセージングリマインダーグループでは78.6%、80。電話リマインダグループの3%ある研究では、一般的に研究期間中に悪影響はないと報告されています。
プライバシーの喪失、データの誤解、メッセージ配信の失敗など、特定の有害事象について詳細に報告された研究はありません。
2件の調査では、出席1回あたりのテキストメッセージあたりのコストは、電話リマインダあたりのコストよりもそれぞれ55%および65%低かったと報告しています。
レビューに含まれている研究は、健康上の転帰やテキストメッセージによる注意喚起に関連した人々の安全に対する認識について報告していません。
Gurol-Urganci I、de Jongh T、Vodopivec-Jamsek V、Atun R、CarJ。携帯電話のメッセージ通知で、医療機関の予約に出席したことを通知します。系統的レビューのコクランデータベース2013年第12号。番号:CD007458。DOI:10.1002 / 14651858.CD007458.pub3。
結論として?
電話と比較してもメッセージリマインダを送信した方が有意に予約を忘れず受診された方が増えたという結果でした。
コストからも、電話と比較してメッセージリマインダの方が抑えられることから導入を是非!というところ。
アプリを介して行うと簡単にできるものもあるようですが、
中にはオリジナルのアプリを制作してリマインダを送信しなければならないと思われている方も。
個人的には!
そのあたりの話は医療従事者よりもシステム屋さんが得意かと思いますが、
個人的には何かしらの形で予約の際はリマインダを送ってくれるところが増えますように!
と個人的な意見が強くて申し訳ございません。
ちなみに、この研究での方法論からさらに安全性や通知がくることへの悪影響を追求して調査しなければならないことをレビューアはコメントしていました。