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【交通事故】住居環境を改善して減るのか?って研究

Monday, December 28, 2020

交通事故

今回は交通事故を減らすための街づくりについて

ほぉ~となった内容でしたので。

個人がどうにかして、ということは難しい内容でありますが、
なるほどね!となった論文の結論について紹介します。

研究内容

無作為化比較試験は見つかりませんでしたが、22件の比較前後試験が選択基準を満たしました。

ドイツで7回、英国で7回、オーストラリアで2回、オランダで2回、デンマークで2回、日本で1回、スペインで1回の研究が行われました。

低所得国または中所得国では研究はありませんでした。

9件の試験で、交通事故による死亡者の数が報告されました。
プール料金比率0.79。

18件の研究で、負傷(致命的および非致命的)につながる道路交通事故の数が報告されました。
プール料金比率0.85。

12件の研究で、道路交通事故の総数が報告されました。
プール料金比率0.89。

14件の試験で、歩行者と自動車の衝突回数が報告されました。
プール料金比率1.01。

結論


このレビューの結果は、町や都市での地域全体の交通静穏化が、道路交通の負傷や死亡の数を減らすための有望な介入であることを示唆しています。ただし、そのような介入のさらなる厳密な評価が必要です。

まとめ 

ここまで読むと具体的に見える内容がないので、おや?と思われたかと。

どんな介入かと言いますと、「交通の鎮静化」というものになります。

・速度を制限させる施策
・視覚的変化
・交通の再配分
・道路環境

これらは「速度が出せない」環境にすることが目的とされており、
速度=時間短縮ではないことは明々白々です。

そこで、一定の緩やかなスピードでも渋滞も少なく、歩行者が安全に外を歩ける環境づくり。という内容の介入になります。

速度制限の代表がスクールゾーンが増えたこと。
視覚的なもので言えば、センターラインを消す。
交通の再配分というのは、一方通行などでコントロールする。
道路環境に関しては樹木の設置などが挙げられています。

意識しないうちに行われている施策ですが、実際に事故率は減っているのか?

と気にはなりますが、無駄な工事するぐらいならこういった施策に回してくれよ。
と個人的な意見も。


Bunn F、Collier T、Frost C、Ker K、Steinbach R、Roberts I、Wentz R.交通関連の負傷を防ぐためのエリア全体の交通静穏化 系統的レビューのコクランデータベース2003、1号。番号:CD003110。DOI:10.1002 / 14651858.CD003110

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