今回は横紋筋融解症の持続的腎代替法について
横紋筋融解症とは、名前の通りな疾患です。
骨格筋が崩壊し、細胞内容物が漏出する特徴があります。
この疾患は腎障害を合併するともありますので、腎臓に対する治療法のエビデンスについて紹介します。
研究内容
3件の研究（参加者101名）のうち、1件は継続的な動静脈血液透析を評価し、2件は継続的な静脈静脈血液濾過を調査しました。
すべてに対照として従来の治療法が含まれていた。
・4、8、10日目（4日目：MD -11.00（μg/ L）、95％CI -20.65から-1.35; 8日目：MD -23.00にCRRT療法を開始した患者でミオグロビンの有意な減少が見つかりました。
・CRRTは血清クレアチニン、血中尿素窒素、およびカリウムレベルの改善と関連していましたが、乏尿期の期間の短縮; 病院での時間の短縮と関連していたため、従来の治療法と比較して死亡率に有意差は見られませんでした。
含まれた研究は、AKIの長期的な結果または予防について報告しませんでした。
結論
CRRTは横紋筋融解症の患者にいくつかの利点を提供する可能性がありますが、含まれる研究の方法論の質が低く、臨床的に重要な結果に関するデータが不足しているため、横紋筋融解症の患者に対するCRRTの有効性に関する知見は限られています。横紋筋融解症および横紋筋融解症により誘発されたAKIの予防に対する人々の従来の治療を超えるCRRTの可能性のある利点を識別するための不十分な証拠がありました。
まとめ
横紋筋融解症は通常では薬物療法を始めに行っているとのことでした。
腎障害の有無により、透析など治療法の変更が検討されるようですが、
CRRTは腎機能を安定させる方法として考えられており、実践した結果はこのようなものに。
単にサンプル数が少ないのか、今後の治療法の組み合わせなどで解決するのかはわかりませんが、こういった症状もある。ということで紹介しました。
Zeng X、Zhang L、Wu T、Fu P.横紋筋融解症に対する持続的腎代替療法（CRRT）。Cochrane Database of Systematic Reviews 2014、Issue6。アート。番号：CD008566。DOI：10.1002 / 14651858.CD008566.pub2。
