今回は糖甘味飲料(ジュース)の摂取を減らすために研究されたこと。
ジュース好きな人!
はい!はい!!はい!!!
どうしても癖になってしまうジュースは大人から子供まで飲んでしまいがちなもの。
ちなみにここで指す糖甘味飲料(SSB)とは、砂糖入り飲料、砂糖入り牛乳など幅広く対象にしているため、「砂糖」さんが入っていれば当てはまっているといっても過言ではありません。
砂糖の摂りすぎに関しては語らずとも問題の要因となる話はわかられるかと。
砂糖不使用や砂糖を減量した飲料なども増えてきましたが、
背景には肥満や2型糖尿病、心血管疾患や虫歯など幅広くリスクを高めてしまう原因の元にもなっていることが背景の一端にもなります。
では、減らすためにはどうしますか?
自分で節制しますか?
それらについて、どのような手法が良いのかを研究しているものがありました。
研究の内容は?
研究はコクランで行われたレビューのもの。58件の研究から100万人以上の大人、10代の若者と子供を対象にしました。
ほとんどの研究は約1年間続き、学校、店舗、またはレストランで行われました。
いくつかの研究はあまり信頼できない方法を使用していました。
例えば、いくつかの研究では、参加者は彼らがどれだけのSSBを飲んだかを時々忘れているので、彼らがどれだけのSSBを飲んだかを単に尋ねられた。
したがって、このレビューの結果のいくつかは、
より多くのより良い研究が利用可能になると変わるかもしれません。
より少ないSSBを飲むのを助けるために、実施された対策のいくつかが成功している例を紹介します。
▪信号機のラベルなど、わかりやすいラベル、および飲料の健康状態を星または数字で評価するラベル。
▪学校でのSSBの利用可能性の制限(例:学校の食堂でSSBを水に置き換える)。
▪レストラン、店舗、レジャーセンターのSSBの値上げ。
▪健康的な飲料を標準的な飲料として含むチェーンレストランの子供向けメニュー。
▪スーパーマーケットにおけるより健康的な飲料の販売促進。
▪SSBを購入するために使用することができない政府の食糧給付(例:フードスタンプ)。
▪コミュニティキャンペーンはSSBに焦点を当てた。
▪家庭での低カロリー飲料の利用可能性を改善するための措置。例えば、瓶詰め飲料水やダイエット飲料の宅配など。
また、家庭での飲料水やダイエット飲料の利用可能性の向上が、人々が体重を減らすのに役立つといういくつかの証拠を見つけました。
SSBの人々が飲む量に影響を与えるかもしれない他の対策もありますが、これらのために利用可能な証拠はあまり確実ではありません。
すべてではないがいくつかの研究は、そのような措置が意図されておらず否定的であるかもしれない影響を持ちうることを発見した。
いくつかの研究では、対策が実施されたときに店舗やレストランの利益が減少したと報告されていますが、他の研究は利益が増加したか、または同じままであることを示しました。
学校で無料の飲料水を飲んでいる子供たちは、ミルクを飲む量が少ないかもしれません。
いくつかの研究は人々が対策に不満を抱いていると報告しました。
また、砂糖入り牛乳に関する研究も検討しました。
私たちは、学校の食堂で普通の牛乳を選んだ子供たちのための小さな賞品、および絵文字ラベルは、子供たちが砂糖で甘くされたミルクを飲むのを助けるかもしれないことを発見しました。
しかし、これはまた子供たちがそれを選択するが飲まないので無駄にされるミルクのシェアを押し上げるかもしれません。
という結果に
介入の甲斐はあったようにも思えますが、一部で収益が減収しているという点では企業側はやらないことも考えられると、日本国内で実施している企業はそれなりに「健康」に対して意識があるということも考えられます。
しかし、この研究も手法の問題点もあるため、結論は変わるかもしれない。
ということは念頭に置かねばなりません。
私がやった方法では
このブログを少し前からご覧くださっている方は、以前私が20kg以上太っていたことを覚えておられる方もいるかもしれません。
私自身もこの論文にあるSSB、糖入り飲料というものは好きで水だけでも中々体重の増加に貢献していたのではないのかという記憶です。
ジュースだけで一日2ℓは平らけていたかもしれません。
そんな糖中毒な私が、糖入り飲料をほぼ無くすことが出来た方法があります。
それは、摂った糖分の消費を考えながら飲むというもの。
例えばですが、50kcalの飲料を一本飲んだとしましょう。
そうなると、エアロバイクを全力で漕いで10分は経過しないと50kcalを消費することは難しいです。(自分基準の消費で考えると)
そうなってくると、今飲む欲望よりも後から動かなければならない面倒の方が勝るため、
飲むのを断念します。
そんなことを考えてながら、食事してみると案外抑えられるようになってきます。
最初は難しく感じていたので、パッケージに書いているカロリー表記を見ながらすることもおススメです。
是非やってみましょう。
フィリップスボルンP、Stratil JM、バーンズJ、Busert LK、Pfadenhauer LM、Polus S、Holzapfel C、Hauner H、Rehfuess E.砂糖入り飲料の消費を減らすための環境介入とその健康への影響。系統的レビューのコクランデータベース2019年第6号。番号:CD012292。DOI:10.1002 / 14651858.CD012292.pub2。