KeiS a medical professional

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【アクシデント】入院患者の投薬を間違えない方法の研究

Sunday, December 27, 2020

医療基礎知識

今回は入院中の患者の投薬を間違えないための介入について

間違ったらとんでもないことになる投薬について。

管理については厳重に行われている。と聞きますが、
投薬となるとより慎重に行われるもの。

このミスを無くすための介入に対してコクランレビューにて公開されている論文を紹介します。

研究内容

5つの異なる介入を説明する7つの研究を含めた。

・臨床薬剤師の臨床チームへの参加(n = 2)
・コンピューター化された医師注文入力システムの導入(n = 2)
・バーコード薬物投与システムの実装(n = 1)
・構造化された処方フォームの使用(n = 1)
・フィードバックと組み合わせたチェックおよび制御チェックリストの実装(n = 1)

研究間の臨床的および方法論的な異質性は、メタ分析を排除しました。
このレビューで説明されているいくつかの介入はMEの減少を示していますが、結果は一貫しておらず、患者への危害の有意な減少をもたらした研究はありませんでした。
GRADEアプローチに基づくと、証拠の全体的な品質と強度は低いです。

結論


病院の小児集団でMEを予防するための効果的な介入に関する現在の証拠は限られています。特定の小児の安全性の問題に焦点を当てたコンポーネントを含む介入を調査するには、堅牢な研究デザインによる比較研究が必要です。

まとめ 

この介入ではバーコードによる管理と、事前に入力されたデータを用いて投薬する。という2種類の管理法でミスを減らすことができるかも?という証拠の質が低い結論がありました。

入院施設のある病院で勤務したことはありませんが、投薬の際にどのような方法なのか?ということについてはわかりません。

バーコードもどのタイミングで読み込むのか?ということについては知りませんが、
結構ミスが減らせそうなものだなぁと思います。

私が勝手にイメージするバーコードについてですが、入力されたカルテに投薬する薬剤がしていされている→投薬前にバーコードにて読み込みエラーがなければ投薬。

でしょうか?


Maaskant JM、Vermeulen H、Apampa B、Fernando B、Ghaleb MA、Neubert A、Thayyil S、Soe A.病院の子供たちの投薬ミスを減らすための介入。系統的レビューのコクランデータベース2015、問題3。アート。番号:CD006208。DOI:10.1002 / 14651858.CD006208.pub3。

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