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【子宮内膜症】漢方薬のエビデンスについて

Thursday, December 31, 2020

婦人科

今回は子宮内膜症に対する漢方について

中国では子宮内膜症の治療に漢方が使用されることが一般的なようです。

疼痛の緩和、受胎能の促進など、機能的な面の回復を目的として行っているようですが、
果たしてエビデンスはあるのでしょうか?

では紹介します。

研究内容

・158人の女性を含む2つの中国のRCTがこのレビューに含まれていました。
これらの試験は両方とも適切な方法論を説明していますが、質は限定されていました。
どちらの試験も漢方薬(CHM)とプラセボ治療を比較しませんでした。

CHMと腹腔鏡手術後に投与されたゲストリノンとの間の症状緩和の割合に有意差の証拠はなかった。
総妊娠率に関してCHM群とゲストリノン群の間に有意差はなかった。

CHMを経口投与し、その後ハーブen腸と併用すると、ダナゾールよりも症状緩和が得られる女性の割合が高くなりました。

CHMのplus腸による経口投与は、ダナゾールよりも月経困難症の平均疼痛スコアの大幅な低下をもたらしました。

腰仙痛、直腸の不快感、または膣結節の圧痛については、CHMとダナゾールの間に有意差はなかった。

結論


CHMの術後投与は、ゲストリノンに匹敵する利点があるかもしれません。経口CHMはダナゾールよりも全体的な治療効果が優れている可能性があり、CHM en腸と併用すると月経困難症の緩和に効果的である可能性があります。CHMは、ゲストリノンまたはダナゾールよりも副作用が少ないようです。ただし、子宮内膜症の治療におけるCHMの潜在的な役割を正確に評価するには、より厳密な研究が必要です。

まとめ 

漢方薬によって子宮内膜症の症状と月経困難症までも軽減しているという結論でした。

投薬よりも副作用はないようですので、これは凄いやつですよ!と言いたいところ。

プラセボと比較していない、サンプル人数、出産歴など不明確なものが多いものでもあるため、治療の際は投薬か漢方薬かは要検討というしか。

臨床でもこの結論通りに言ったらいいですがね。


花A、LiJP、レウィズG、リトルP、リーQ。子宮内膜症のための漢方薬。Cochrane Database of Systematic Reviews 2012、Issue5。アート。番号:CD006568。DOI:10.1002 / 14651858.CD006568.pub3。

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