KeiS a medical professional

This is a blog about the scientific basis of medicine. A judo therapist reads research papers for study and writes about them.

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【黄色ブドウ球菌】院内感染予防対策のエビデンス

Thursday, December 24, 2020

感染症

今回は院内感染予防について

医療施設で働いていると患者から感染症を貰ってしまうこともあります。

というか人と接する仕事全般的に言えることですが、医療関係施設などでは医療従事者が保菌者の場合、免疫力などが下がっている患者に対しては感染を促してしまう可能性もあるため、医療従事者の対策が必要です。

そんな対策の中に手軽に使えそうなもののエビデンスを発表しているものがありましたので、紹介します。

研究内容

・3396人の参加者を含む9件のRCTが対象

・ムピロシンをプラセボまたは無治療と比較した8つの研究をプールした後、鼻腔内ムピロシンに関連する黄色ブドウ球菌感染率の統計的に有意な減少がありました。

結論


黄色ブドウ球菌の鼻腔保菌者では、ムピロシン軟膏を使用すると、黄色ブドウ球菌感染が統計的に有意に減少します。

まとめ

手指や衣服の感染源として注意を払うことはありますが、鼻腔という点には発見がありました。

実際の感染経路の1つでもあるため、当然とういえばそうです。

しかし、この軟膏の使用で「黄色ブドウ球菌」の感染が減少できるということがわかりましたが、比較対照者と比べるとそれ以外の菌による感染が有意に高い結果もありました。

1つの対策となりますが、手指消毒をするなら鼻腔も同じくね。
と自分の知識を改めるきっかけにもなった研究結果でした。


van Rijen M、Bonten M、Wenzel R、Kluytmans J. Mupirocin軟膏、鼻腔保菌者の黄色ブドウ球菌感染を予防するため。Cochrane Database of Systematic Reviews 2008、Issue4。アート。番号:CD006216。DOI:10.1002 / 14651858.CD006216.pub2。

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