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【腰痛】神経反射療法のエビデンスについて

Wednesday, December 30, 2020

腰痛

腰痛に対する神経反射療法について

スペインでは有用性がある!とされている方法だそうで。

聞き覚えのない方法だったので調べてみましたが、東洋医学と神経学などの組み合わせで行う方法だそうで、日本でも受講して認定を受けることが出来るそうです。
※国家資格などではありませんよ。

正直、調べてみても良く分からない方法だったので、
そんなに興味はそそられないのですが、エビデンスはあるのか?ということを紹介します。

研究内容

3つのRCTが含まれ、合計125人の被験者が対照群に無作為化され、148人の被験者がアクティブなNRTを受けました。

神経反射療法は3つの試験すべてで同じでしたが、対照群は2つの試験で偽NRTを受け、1つの試験で標準治療を受けました。

2つの試験では慢性LBPの患者を調査し、3番目の試験では慢性LBPと亜急性LBPが混在する患者を調査しました。

臨床結果は、3つすべての試験で短期(15〜60日)に測定されました。

1つの試行では、1年後にリソース使用率が測定されました。

アクティブNRTを受けた個人は、疼痛、可動性、障害、薬物使用、資源の消費、および費用の測定に関して、対照群よりも統計的に有意に良好な結果を示しました。

生活の質の測定値に有意差は認められませんでした。

結論


NRTは、慢性の非特異的LBPの治療に対する安全で効果的な介入であると思われます。亜急性LBPの有効性はそれほど明確ではありません。ただし、これらの結果は、限られた地理的場所で、少数の特別に訓練され経験豊富な臨床医が実施した3回の試験に限定されています。そのレベルの専門知識を達成するために必要な使いやすさと時間枠に関するデータはありません。より広範な実践を推奨する前に、このレビューで報告された効果を再現する他の場所の他の実践者によるRCTが必要です。

まとめ 

理論が良く分からない方法なので、何とも言えませんが限定的ながらも肯定的な結果に。

急性症状に対応できるのか気になるところではありますが、
数ある理論の中でも興味深い方法なのかと。

う~ん


UrrútiaG、Burton AK、MorralFernándezA、Bonfill Cosp X、Zanoli G.非特異的な腰痛に対する神経反射療法。系統的レビューのコクランデータベース2004年、第2号。番号:CD003009。DOI:10.1002 / 14651858.CD003009.pub2。

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