メニスカスの涙とは?
膝の半月板損傷のきっかけのこと。
年齢を重ねると起こる損傷ではなくスポーツ、コンタクトスポーツでは特に起こる半月板損傷について。
概要、治療期間と方法についての「整形外科」で選択される手段などを紹介します。
損傷する原因
しゃがんだり、捻ったり、直接の打撲によって損傷する半月板。
スポーツ現場においてこの損傷は特に珍しいわけでもない一般的なものです。
年齢を重ねると起こる膝の痛みもコレに当てはまることがあります。
それには軟骨組織の変性などの老化現象によるものです。
症状
初期は違和感を感じます。ゴクッと鳴るかもしれません。
症状が進行すると膝の関節内にメニスカスの涙が蓄積し
関節の動きに硬さがでてきます。
メニスカスの涙、という症状が進行すれば
半月板に引っかかり、関節の滑り運動にロッキングがかかります。
治療
外側の半月板には血液が豊富に循環されているため、
自然に治癒することが期待できますが、内側の血液循環は悪く
自然治癒が期待できません。
よって内側のロッキング要因になる半月板は外科的手術にて切除する
選択肢もとられることもあります。
保存療法については外側で起こった損傷の時に選択されます。
・患部に体重をかけないようにする
・20分間のアイシングを選択する
・弾力性のある包帯で圧迫する ※緩めのサポーターに意味なし
・安静時に足を挙上させ血液循環を改善し腫れを抑えます。
仮に外科手術の切除術を行ったとしても、手術後の復帰までに4週間ほど
リハビリ完了まで3ヶ月を要します。理学療法に関しては
アメリカ整形外科学会では、自宅でできるリハビリのために
理学療法を病院内で行う選択はしない。とありました。
治癒
これらの治療方法を適切に行うことにより
受傷前の運動能力にちかく戻ることができます。
面倒だから、と疎かにすると競技復帰どころか、
関節運動のパフォーマンスに影響がでます。
まとめ
私の症例経験数の中にもこの症状は数例あり、
多くがスポーツ選手が受傷しています。
そして、疼痛軽減のみを求め、治癒をしないまま
運動継続し、スポーツ=怪我をおして競技に臨む。という
仕事なの?と聞きたくなる人もいました。
プロを目指す、将来膝で困りたくない、のであれば
しっかりと治療を受けてください。
お願いします。