今回はDMの回答率向上のための施策について
紹介する論文は、研究のために行われるはがきやeメールをどのような内容にするべきなのか?ということについて書かれていましたが、結局は似たようなもので日頃からの営業メールや営業はがきなどに使える内容なのでは?
と思いましたので紹介します。
研究内容・はがき編
・481件の適格な試験から、郵便アンケートへの回答を増やす110の異なる方法を評価しました。
・金銭的インセンティブを使用
・記録された配信(書留?)
・封筒のティーザー(参加者に開封すると利益が得られることを示唆するコメント)
・興味深いアンケートトピック
応答の確率は、事前通知で大幅に高かった。
・フォローアップコンタクト
・無条件のインセンティブ
・短いアンケート
・フォローアップ時にアンケートの2番目のコピーを提供
・回答義務
・大学のスポンサーシップ
・非金銭的インセンティブ
・パーソナライズされたアンケート
・手書きアドレスの使用
・印紙された返送封筒の使用とは対照的に、押印された返送封筒の使用
・機密性の保証
・ファーストクラスの外部メール
・アンケートに敏感な性質の質問が含まれていた場合、回答の確率は低下しました。
研究内容・電子メール編
32件の適格な試験で、電子アンケートへの回答を増やす27の異なる方法を評価しました。
・非金銭的インセンティブ
・他の人が回答した声明
・興味深いトピック
・結果の即時通知を伴う宝くじ
・調査結果の提供
・パーソナライズされたeアンケート
・テキストヘッダーを使用して単純なヘッダーでも増加しました。
・応答カテゴリの表現
・期限の指定
・写真が電子メールに含まれる
・電子メールの件名に「調査」が記載されている
・電子メールに男性の署名が含まれている場合、応答の確率は低下しました。
研究者のコメント
郵便および電子アンケートを使用する健康研究者は、この体系的レビューで効果的であることが示されている戦略を使用して、回答を増やすことができます。
まとめ
これらのツールで郵便の場合ならインセンティブが得られることを表明する、eメールなら画像を添付することで応答率は2~3倍になっていました。
研究者たちにとっては、回答を得ることは何より大事なのである意味説得力に長けている結果だと。
こういったことを行う会社もありますが、案外コンサル会社や広告会社が提案してくる内容とは少し異なり、どれぐらい的外れな提案をしているかがわかりました。
上記の方法で赤字にしている方法は、測定値で高めなものになります。
実際に検証しながら実践してみてください。
Edwards PJ、Roberts I、Clarke MJ、DiGuiseppi C、Wentz R、Kwan I、Cooper R、Felix LM、Pratap S.郵便および電子アンケートへの応答を高める方法。Cochrane Database of Systematic Reviews 2009、Issue3。アート。番号:MR000008。DOI:10.1002 / 14651858.MR000008.pub4。