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【認知症】軽度の症状の場合に推奨されるべきではない薬物療法のエビデンスについて【医療従事者】

Monday, November 18, 2019

論文

今回は軽度認知症とコリンエステラーゼについて

認知症に対して処方されるコリンエステラーゼ。

単にこの薬物療法のエビデンスが気になったので調べたら結果がありました。

研究内容

軽度の認知機能障害のある5149人の9つの研究がレビューに含まれました。
試行の長さが異なるため、結果の限定的なプーリングが可能でした。

認知症への転換を報告する3つの研究のメタ分析では、コリンエステラーゼ阻害剤が1、2、3年で認知症への進行に有益な効果があるという強力な証拠は得られません。
2年での変換のリスク比(RR)は、1(0.67; 95%信頼区間(CI)0.55から0.83)と有意に異なりましたが、これは同じ記事で報告された2つの研究のみに基づいています。

認知テストのスコアに対するコリンエステラーゼ阻害剤の効果は本質的にありませんでした。

結論


コリンエステラーゼ阻害剤が認知症への進行または軽度認知障害の認知検査スコアに影響するという証拠はほとんどありません。この弱い証拠は、有害事象、特に胃腸のリスクの増加に圧倒されます。コリンエステラーゼ阻害剤は、軽度の認知障害には推奨されません。

ラスTC、Morling JR。軽度認知障害のコリンエステラーゼ阻害剤。系統的レビューのコクランデータベース2012、問題9。アート。番号:CD009132 DOI:10.1002 / 14651858.CD009132.pub2。 

まとめ 

軽度の認知症と判断され、この薬が処方されていたらそれはナシ!と言える結果で。

有害事象に関しては生命予後を悪化させるようなものではありませんが、何らかしらの生活に影響を与えるものではありました。

それらの結果からコクランとしては上述した結果に。

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