今回は認知症に対する光線療法について
光線療法については何度か取り上げたことがありますが、ザックリ言うと光を浴びる治療法です。
朝陽を浴びる。というだけも該当するようですが、
個の方法が認知症の日常の生活の質に寄与できるのか?という研究について紹介します。
研究内容
11件の試験(13件の記事)が選択基準を満たしました。
ただし、報告されたデータをメタ分析で使用できないか、著者から必要なデータを取得できなかったため、3つの研究を分析に含めることができませんでした。
この更新されたレビューでは、認知機能、睡眠、困難な行動(例えば、動揺)、または認知症に関連する精神症状に対する光線療法の効果は見つかりませんでした。
ADL制限の発達の減少が5つの時点のうち3つの時点で1つの研究で報告されており、光線療法は6週間と2年後に効果があり、1年後には効果がないことがわかった。
結論
認知症における明るい光療法の使用を正当化する証拠は不十分です。さらなる研究は、ADLに対する示唆された効果の再現と、光療法がこれらの重要な結果を改善する方法の生物学的メカニズムの確立に集中すべきです。
Forbes D、Blake CM、Thiessen EJ、Peacock S、Hawranik P.認知症、日常生活の活動、睡眠、挑戦的な行動、および認知症の精神障害を改善するための光療法。Cochrane Database of Systematic Reviews 2014、Issue2。アート。番号:CD003946。DOI:10.1002 / 14651858.CD003946.pub4。
まとめ
ヒトの体の学問的には脳内のリズムを整えたりすることに寄与できそうな光療法。
結論としては効果を正当化することは出来ない。ということでした。
光を浴びるから認知症を予防出来ているのか?それとも日常生活の質は光を浴びているから?という相関性など気になることは盛りだくさんです。
現状では"待ち"な治療方法なのかと。