調査では精神保健、物質使用障害の治療施設の数が増加し、治療の労働力の需要が増加している。

DOI：https://doi.org/10.1016/j.jsat.2021.108482

内容

この研究では、専門的行動保健（SBH）の労働力とその変化を定量化し、年齢調整後の薬剤死亡率との関連を評価しました。治療施設で働く労働者の数とその収入に関する詳細な情報を用いて、過去9年間の治療部門の変化が、薬物過剰摂取危機の状況の変化に対応しているかどうかを検証していました。

米国国勢調査局の新しい縦断的データセットを用いて、2011年から2019年の期間、米国の3130の郡におけるSBHの労働力を調査し、郡レベルのアウトカムデータを、国の前年の年齢調整済み薬物死亡率と郡の社会人口統計学的特性の関数として、普通の最小二乗回帰モデルに当てはめました。

これらの結果、2011年から2019年にかけてSBHの施設数、労働力、賃金は着実に増加しており、中でも外来（施設数と雇用）と住宅（平均賃金）の増加が大きいことがわかりました。

郡レベルでの住宅型SBH施設の増加は、前年の郡の年齢調整済み薬剤死亡率と正の有意な関連があったが、雇用や賃金と死亡率の間には同様の正の関連はなかったとのことです。