ビタミンKおよびDの欠乏は、COVID-19の重症度と関連しています。
Vitamin K and D deficiencies are independently associated with disease severity in COVID-19
Open Forum on Infectious Diseases, Volume 8, Issue 10, October 2021, ofab408, https: //doi.org/10.1093/ofid/ofab408
内容
本研究では、ビタミンKおよびビタミンDとCOVID-19の結果との関連を調査しました。
結果は、被験者150名(COVID-19+100名、対照50名)の年齢中央値(四分位範囲)は55(48~63)歳で、50%が女性が対象となり、34%が軽度のCOVID-19感染症、51%が中等度の疾患、15%が重度の疾患を報告しました。
Dp-ucMGP値は、COVID-19+対対照群で高く(すなわち、K状態が悪い)、グループ間で 25(OH)Dはグループ間で同程度でした。(25.8対21.9ng)/mL;P=0.09)
ビタミンD欠乏症(20 ng / mL未満)の参加者は、ビタミンKの状態が悪く(dp-ucMGP> 780 ng / mL)、その結果、COVID-19の結果が最も深刻なものとなりました。
調整モデルでは、log2 dp-ucMGPが1単位増加するごとに、急性重症疾患と死亡の確率が約2倍になり(AOR, 1.84; 95% CI, 1.01-3.45)、25(OH)Dの自然対数が1単位減少するごとに、COVID-19の重症疾患となる可能性が3倍以上になりました。(AOR, 0.29; 95% CI, 0.11-0.67)