COVID-19ワクチンの無責任な研究に抗議する論文。
Scientists quit journal board to protest 'grossly irresponsible' study claiming COVID-19 vaccine kills
doi: 10.1126 / science.abk2629
内容
この研究論文は、評判の良いウイルス学者やワクチン学者数名が、データを悪用して「COVID-19ワクチン接種で防いだ3人の死亡者に対して、2人の負傷者を受け入れなければならない」と言って、雑誌「Vaccines」の編集者を辞任した後、6月24日号の査読付き論文として発表されていました。
この論文は7月1日の時点で35万人近くの読者を集め、数十万人のフォロワーを持つ反ワクチン接種活動家がツイートしたこの論文の著者は、いずれもワクチン学、ウイルス学、疫学の専門ではないとのことです。
また、この論文の3人の査読者(うち2人は匿名)は、これらの短いレビューの中で、著者の方法論に対して実質的な批判をしていないと書かれています。
この論文の結論を導くために、著者らは120万人のイスラエル人を対象とした研究のデータを用いて、ワクチンによって予防されたCOVID-19による死亡者数を算出しました。半数はファイザー・バイオンテック社製のワクチンを接種した人だったそうです。
評論家は、COVID-19による1人の死亡を防ぐためには、16,000人にワクチンを接種する必要があると推定し、主張しています。そして、ワクチンの副作用によって「引き起こされた」死亡者数を計算するために、オランダで提供されたワクチンの接種回数のデータと、同国の国家データベースから得られた膨大な量の副作用データを使用しました。
要約すると、ワクチンに批判的な記事を書くために、ワクチンなどの関連分野の専門家ではない著者が、副作用のデータを出すために、最も都合の良いデータだけを使ったと説明していました。