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COVID-19感染歴がある人でも、免疫は1年未満となるようです。

Sunday, November 28, 2021

COVID-19

COVID-19の感染歴がある人の免疫反応の持続期間は1年未満です。

内容

英国コロナウイルス免疫学コンソーシアムの支援を受け、リバプール大学、シェフィールド大学、ニューカッスル大学、バーミンガム大学と共同で実施した医療従事者研究(PITCH)によれば、症候性、または無症候性の疾患を経験した78人の医療従事者を対象に、COVID-19に対するT細胞からの防御免疫を調査していました。このうち19人の医療従事者と、さらに8人の重症患者を対象としています。

免疫反応を調べるために、感染後から1~6カ月間、毎月血液を採取しました。その結果、有症者、無症者ともに、感染から6カ月後、あるいはそれ以前に検出されない免疫記憶を持つ人がいることがわかりました。したがって、これらの人々が再感染する危険性があると考えられるとのことです。

研究者たちは、新しい機械学習アプローチ(SIMON)を用いて、データの詳細なパターンを特定し、初期の病気の重症度や初期の免疫反応が長期的な免疫を予測できるかどうかを調べていました。オックスフォード・ワクチングループのAdrianaTomic博士と本研究の著者らは、このアプローチを用いて、感染後1カ月という早い時期に検出可能な、細胞免疫と抗体免疫の両方に関連する早期免疫シグネチャを発見しました。

症状のある人の大多数は、感染後6カ月時点で測定可能な免疫反応を示していましたが、かなりの少数(17/66、26%)の人は測定できませんでした。また、無症候性疾患を経験した人の大多数(11/12;92%)は、感染後6カ月の時点で測定可能な免疫反応を示しませんでした。このことは、感染歴があっても抗体が長期間持続しない可能性があることから、ワクチン接種の重要性を強調しています。

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