犯罪が集中している週や曜日を調べる研究。
Weekly crime focus
Prieto Curiel, R. Weekly crime concentration. J Quant Criminol (2021) https://doi.org/10.1007/s10940-021-09533-6
内容
この研究では、さまざまな種類の犯罪の時間的な集中を調査して可視化し、その強度が週のさまざまな瞬間に応じて変化するかどうかを調査することを目的として実施されました。
2016年1月から2020年3月の間にメキシコシティ警察署に報告された22万件以上の犯罪をもとに、犯罪の発生日時を割り出し、強度が平均頻度を超える瞬間を検出しました。
その結果、犯罪の一時的な集中は、さまざまな種類の犯罪の安定した兆候であることがわかりました。強盗や窃盗の強度は月曜から日曜にかけて一様になりますが、銀行強盗は一週間に集中しているため、一週間のうちの数時間でほとんどの燃える瞬間を捉えることができます。集中度は都市全体に均等に分布しているわけではなく、一時的な犯罪の集中度がはるかに高い地域もあります。
犯罪は週単位で観察すると集中度が高いことが示されていますが、犯罪の種類や地域によって集中度は大きく異なります。
個人的には、銀行や人の給料日に関係するようなモノに関しては、バイアスがかかるのは当然だと思います。