視力矯正プログラムは学生の学業成績に影響する。

Effects of a Randomized Intervention School-Based Vision Program on the Academic Performance of Students in Grades 3-7

Published online in JAMA Ophthalmol September 9, 2021. doi: 10.1001 / jamaophthalmol.2021.3544

内容

未矯正の屈折異常は学齢期の子どもの学習に影響を与える可能性があるため、学校を拠点とした視力プログラムが3年生から7年生の生徒の学業成績に与える影響を評価するために本研究を実施しました。

このクラスター無作為化臨床試験は、ボルチモア市の公立学校において、2016年から2019年の学校年度に視力検査と眼鏡の提供を受けた3年生から7年生の2304名を対象に実施されました。

その結果、対象となった2304人の生徒のうち、1260人（54.7％）が女子で、平均（SD）年齢は9.4（1.4）歳でした。分析の対象となったのは、コホート1（41校）の964名、コホート2（41校）の775名、コホート3（38校）の565名です。2016-2017年度のi-Readyリーディングテストで評価したところ、全体的に1年間のポジティブな影響があったことがわかった（ES, .09, P = .02）。また、女子生徒（ES, 0.15; P <.001）、特別支援教育を受けている生徒（ES, 0.25; P <.001）、ベースラインで成績が最低4分の1だった生徒（ES, 0.28; P）にもポジティブな影響が見られました。

しかし、この介入は、2年後やPartnership for Assessment of College and Career Test Readinessでは、持続的な効果は見られませんでした。