反システム的態度とCOVID-19パンデミックによる政治的暴力との関連。

The psychological burden of the COVID-19 pandemic is associated with anti-systemic attitudes and political violence

https://doi.org/10.1177/09567976211031847

内容

この研究では，COVID-19パンデミックが人々の政治的態度や行動に与えた影響を調べ，パンデミックの心理的負担が反体制的態度，平和的な政治的行動，政治的暴力と関連するかどうかを検討していました。

全国代表的な2波のパネルデータで、米国、デンマーク、イタリア、ハンガリーの成人を対象としたオンライン調査を分析しました。(第1波、第2波それぞれ、ns=6,131、4,568）

これらのデータによると、反体制的な態度のレベルは全体的に低く、行動意図や政治的暴力への実際の参加を報告するインタビュー対象者の割合はごくわずかでした。しかし、登録前の分析では、COVID-19の負担感が反体制派の態度や政治的暴力への参加の意図と関連していることが示されました。米国では、COVID-19の負担感が平和的な活動と関連しているという確証は得られませんでしたが、COVID-19の負担感は、ブラック・ライブズ・マターの抗議活動や反抗的な抗議活動をめぐる暴力への自己申告による参加とも関連していました。